自分に見えているものをできるだけ伝えたい。
『さくら』を愛してくださる方たちにより楽しんでいただきたい。
『さくら とっておきの話』は、そんな気持ちを込めて書きました。

撮影/HARUKI
取材協力/ホテル日航東京 (デラックスハーバービューの部屋) |
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『さくら』は、私にとって実に大きな作品ですが、出来上がった脚本について言うと、書いているとき自分に見えていたものをすべて表現できたわけではありません。脚本は、もちろん書いているときは全力投球するのですが、でも、出来上がったものに関しては、ある意味、別のものになっているとも言えます。プロデューサーや演出家をはじめとするスタッフ、キャストの方々の表現が込められて、ようやく完成した作品になるわけですから。
でも、それではある種の「寂しさ」もあります。それで、というわけでもありませんが、『さくら』の放送と同時に、自分のホームページを立ち上げて、そこに、ドラマと同時並行で、『さくら』執筆のサイド・ストーリーを書き始めました。この回は、実はこういう事情の中で書いた、あのセリフには実はこんな気持ちも込められていた、時間の都合でカットになってしまったけれど、本当はこんなシーンもあったという内容です。それが、『さくら とっておきの話』という本になりました。
『さくら』というテレビドラマを見て、ある種の共感を持ってくださった方々には、この本を読んで、別の視点から『さくら』を追体験していただけたらと思います。
それから、私のホームページには、一日に多いときには3万件を超すアクセスがあって、中にはいろいろと感想などを書き込んでくださる方たちもいらっしゃいました。この本は、そんな『さくら』をかわいがってくださった皆さんへの感謝の気持ちも込めて書きました。
楽しんでいただけるとうれしいです。 |