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白鳥泥棒 下
名画に秘められた恋と陰謀
「きみには、こんな愛のかたちは理解できないだろう」妻子を捨ててまで、自分の心のままに絵を描き続けるロバート。彼の持つ恋文の送り主は、19世紀に一瞬の光芒を放って消えた女流画家ベアトリスだった。奥ゆかしく夫に仕えながらも、夫の伯父に心奪われ、苦悩するベアトリス。彼女は、なぜ若くして絵筆を折ったのか?ロバートの心の闇と、どのような関係が──?
真実をさぐるため、精神科医マーロウは、アカプルコ、そしてパリへと向かう。
世界的ベストセラー『ヒストリアン』の著者が描く、過去と現在が交錯した幻惑的な恋愛小説。