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道徳教育は「いじめ」をなくせるのか

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道徳教育は「いじめ」をなくせるのか 教師が明日からできること

[著] 藤川 大祐

発売日 2018年06月25日

単行本

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定価 1,430円(本体1,300円)

送料 110円

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商品紹介

子どもたちを、もうこれ以上苦しませないために

平成30年度から小学校で新しく教科となった「特別の教科 道徳」。いじめをなくすための教科化のはずだが、はたして本当にいじめをなくすことはできるだろうか。「特別の教科 道徳」の成立過程の分析からその意義を問い直し、「考え、議論する道徳」を有効に機能させ、いじめをなくすためにどうすればいいのかを考察。いじめ防止の授業設計に向けた、役立つ取り組みを紹介する。

本書 第4章より

教室内のキャラクターとして期待され、容認される発言ばかりを出し合う授業では、空気を読むことを覚えるだけで、せいぜい組織内の論理に従うことしか学べないだろう。その手の学習は、道徳が教科化されるずっと前から、学級や部活動における「隠れたカリキュラム」として多くの児童生徒が行ってきたものである。だからこそ、組織内の論理に従って法令違反をするような事態が、学校や教育委員会、大企業等で起こってしまう。道徳を教科化したとしても、空気を読む学習を強化してしまうだけでしかないのであれば、百害あって一利なしだ。教室内で付与されたキャラクターを甘んじて演じることを越えてこそ、「考え、議論する道徳」と言えるのである。

目次

はじめに
第1章 いじめ問題の今
第2章 いじめと道徳教育
第3章 少数者を排除してきた道徳教育
第4章 「考え、議論する道徳」をどう実践するのか
第5章 いじめを防げる学校とは
第6章 教師が明日からできること
おわりに
資料 いじめ防止対策推進法全文
参考文献

商品情報

発売日
2018年06月25日
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
判型
四六判
ページ数
224ページ
商品コード
0081746
Cコード
C0037(教育)
ISBN
978-4-14-081746-9