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薩摩の密偵 桐野利秋

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NHK出版新書 564

薩摩の密偵 桐野利秋 「人斬り半次郎」の真実

[著] 桐野 作人

発売日 2018年09月11日

新書

品切れ

定価 902円(本体820円)

送料 110円

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商品紹介

桐野利秋とは何者か!? 薩摩と西郷派のキーパーソンとして歴史を大きくかき回した男がいた──

幕末維新期きっての剣客「人斬り半次郎」として知られる桐野利秋とは、果たして何者だったのか。司馬遼太郎が描いた人物像の検証から、幕府と雄藩の間で繰り広げられた情報戦の内実、維新後に陸軍少将に大出世できた本当の理由、西南戦争での壮絶な最期まで。激動の時代に暗躍した西郷隆盛の懐刀の実像に迫る、初の本格評伝。

目次

はじめに──知られざる「密偵」として
第一章 桐野利秋とは何者か
 桐野は郷士ではなかった/薩摩藩における武士のあり方
 中村から桐野への改姓/桐野の家族・姻族/義弟の伊東才蔵
 従弟の別府晋介/西郷隆盛との出会い

第二章 「人斬り半次郎」の実像とは
 「人斬り半次郎」という異称/少年半次郎と外祖父別府四郎兵衛/野太刀自顕流と東郷示現流
 上之園郷中の面々との交流/血闘の現場/二度に及ぶ刺客の襲撃

第三章 神出鬼没の諜報家として
 長州藩邸への潜入/西郷隆盛の抱いた危惧/坂本龍馬との接点
 西上する天狗党との接触/誰が桐野を派遣したのか/監察としての防諜活動
 赤松小三郎暗殺一件/建白書提出の思惑とは/「幕薩一和」に奔走する赤松
 会津藩公用方の接近/防諜活動として赤松を殺害
 残された赤松殺害の謎

第四章 幕末期から戊辰戦争へ
 長州藩士、土佐脱藩士との親交/薩長連携の一翼を担う
 王政復古政変から鳥羽伏見の戦いへ/西郷に開戦の決断を迫った桐野
 砲隊があったのは薩摩藩だけ/桐野の凄まじい戦いぶり
 小銃一番隊の監軍に昇進/西郷・勝会談に立ち会う
 彰義隊との戦い/焦点となった会津戦争/鶴ヶ城の開城

第五章 陸軍少将への任官
 戊辰戦争からの帰郷/凱旋組の藩政掌握と桐野の大隊長就任
 箱館へ向かうも/賞典禄の授与
 桐野と潜伏キリシタン/御親兵の創設と廃藩置県
 函館出張と札幌鎮台候補地の選定
 山城屋和助事件/西郷の収拾策と桐野
 徴兵制をめぐる山県有朋との対立/池之端邸での艶聞

第六章 征韓論と民権論
 日本政府が抱える外交問題/朝鮮なのか台湾なのか
 征韓論をめぐる政府の分裂/西郷の征韓論の論理とは
 桐野と西郷の間の相違/「万国対峙」から見た朝鮮出兵
 「大攘夷主義」の誇大妄想的な焼き直し
 使節派遣の裏側で/桐野は民権論者だったか

第七章 下野した桐野と私学校の設立
 佐賀の乱の波紋/私学校の設立/私学校と距離を置く
 吉田郷宇都谷での開墾/陸義猶と長連豪の訪問/天田愚庵の寄宿
 台湾問題の戦後処理/西郷復権の動き
 出番がなくなった西郷/私学校最高幹部の秘密会議

第八章 西南戦争での最期
 私学校党の火薬庫襲撃/自制を主張した桐野/西郷暗殺計画はあったのか
 挙兵に決す/「政府へ尋問の廉これあり」/誰が首謀者だったのか
 熊本城攻撃に苦戦/長蛇を逸した高瀬の戦い/山鹿で奮戦する桐野
 田原坂、果てしない消耗戦/衝背軍の日奈久上陸と戦局の悪化
 城東会戦から人吉への敗走/「西郷札」の発行
 和田越の決戦と可愛嶽突囲/城山での最期/桐野の愛刀

附章 『京在日記 利秋』から
 二点あった桐野の日記/恋人村田さとのこと
 伊牟田尚平と益満休之助に会う/坂本龍馬についての記述
 高台寺党を保護、近江屋事件の真相を探る/桐野の和歌

おわりに──桐野利秋の人気と功罪
参考文献

商品情報

発売日
2018年09月11日
価格
定価:902円(本体820円)
判型
新書判
ページ数
248ページ
商品コード
0088564
Cコード
C0221(日本歴史)
ISBN
978-4-14-088564-2