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がんから始まる生き方
血液がんにかかり、危うく見落とされそうになった柏木氏。その治療をサポートしたあと自分のがんを発見し、手術を受けた中川氏。2人を仲介し、「自分もがんの2つや3つはある」という養老氏──この3人が再会し、患者・治療者・助言者というそれぞれの立場から、医者と患者の未熟さ、統計的思考の危うさ、日本人の死生観までを大談義。がんのタブー視をやめ、患者の生き方を大胆に提案する、今までにない「がん体験指南書」!
「いいかげん、がんをタブー視するのはやめましょう」───養老孟司
はじめに なぜこんな本を作ったのか───中川恵一
第1章 「余命4、5年」からどう復活したか───柏木博
第2章 プロはがんを見落とした───中川恵一
第3章 統計に惑わされないために───養老孟司
第4章 病気を通じて成熟する───養老孟司・中川恵一・柏木博
終章 日本人の死生観───養老孟司
補章 多発性骨髄腫と柏木博先生の治療について───主治医・藤岡洋成