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資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ|NHK出版新書(NS新書)|NHK出版

資本主義の極意
明治維新から世界恐慌へ
佐藤 優
将来不安が増す一方で、急速な世界株安が起こり、テロの暗雲が世界を覆う。なぜ、このような状況に陥ったのか? 戦争の時代は繰り返されるのか? 個々の生き方から国際情勢までを規定する資本主義の本質を解き明かす。明治期にまでさかのぼり日本独自の問題点を明らかにするとともに、資本主義の矛盾のなかで生き抜く心構えを説く。新境地を開く書き下ろし!

目次

序 章
資本主義を日本近代史から読み解く
第1章
日本資本主義はいかに離陸したか?――「明治日本」を読み解く極意
第2章
日本資本主義はいかに成熟したか?――「恐慌の時代」を読み解く極意
第3章
国家はいかに資本に介入したか?――「帝国主義の時代」を読み解く極意
第4章
資本主義はいかに変貌したか?――現下日本と国際情勢を読み解く極意

編集担当者より

 極端な成果主義の下で給料が下がる一方というビジネスパーソンから、就職の見通しがつかず結婚すらもおぼつかない若者まで。将来不安が増す一方で、急速な世界株安・株値の乱高下が起こり、テロの暗雲が世界を覆う。なぜ、このような状況に陥ったのか?──
 本書は、個々の生き方から国際情勢までを規定する「資本主義」の本質を見抜くためのレッスンです。ピケティの『21世紀の資本』をはじめ、資本主義について分析した本はたくさん出版されていますが、それら類書との大きな違いは2点。
 一つは、明治期にまでさかのぼり、日本独自の問題点を明らかにすることです。
 日本において資本主義はどのように発展し、そのプロセスのなかで国家はどのように資本に介入していったのか。この国では政府主導の下、西欧が何百年もかけて経験したプロセスを圧縮して通過しただけに、社会の二極化や労働状態の劣悪化など、資本主義の負の側面がより屈折した形で現れたこと。1930年代になると、資本の動きが帝国主義的政策と結びつき、戦争への途が開かれたことを鋭く読み解きます。
 もう一つは、日本近代史の知識を活かして、現在の日本と国際情勢をめぐるさまざまな出来事を掘り下げて分析すること。TPPからアベノミクス、そしてテロ事件にいたるまで、過去との異同を見極めることで、現下の問題点がより明確になるでしょう。
 ビジネスパーソンに役に立つ日本近代史の知識が効率よく習得できるのみならず、資本主義の矛盾のなかで生きる心構えまでもが身につく、著者の新境地を開く書き下ろしです。
(NHK出版 大場 旦)

著者プロフィール

佐藤 優(さとう・まさる)

著者写真
撮影:尾崎 誠

1960年、東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月執行猶予有罪確定。13年6月執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失う。現在は、作家活動に精力的に取り組む。『国家の罠』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。そのほか『国家論』『はじめての宗教論(右巻・左巻)』『私のマルクス』『世界史の極意』『宗教改革の物語』など著書多数。

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