かわいいザッカのオトナ買い それ、ちょうだい!

Vol.3

今月の「道具」=
北欧生まれのエココットンの糸

選んだひと
城 素穂

じょう・もとほ=スタイリスト。ベルギーで食ともてなしを学び、雑誌や書籍で活躍する。

今回ご紹介する糸は1925年創業のフィンランドの手編み糸メーカー、ランカバのもの。アパレル工場などで廃棄されていた短い繊維(落ち綿)を再利用した、リサイクルコットンの糸です。
「子どもが生まれたばかりのころ、布製のおもちゃをぶら下げる糸を探していました。これは柔らかな感じで、毛糸ともリボンとも違うラフさがいいなと思ったのです。そのとき買ったのは生成りでしたが、あとでワクワクするほど豊富な色のバリエーションがあることがわかって。染料で糸を染めているのではなく、もともとの繊維を色分けしてつくっていると聞いてびっくり! どれもきれいな色なことに納得です」と話す城さん。

まずは糸をそのまま使う方法で。
「クリスマスのシュトーレンなど、お菓子のラッピングにはこの糸がおすすめ! 柔らかいのでお菓子を傷めないし、軽く結んでもほどけにくいのです。糸を細く裂いて使うこともできます。何種類かのハーブととうがらしなどを束ねてキッチンにつるしておけば、ドライハーブのブーケになりますよ」

次は、おうちにあるものを使って編まずにつくれる小物類。厚紙に糸をぐるぐる巻きつけてつくるポンポンとタッセル、三つ編みをするような感覚でつくれるミサンガ。丁寧な説明書付きです。
「ポンポンとタッセルは慣れてくると、10分ほどで1個つくれるようになります。厚紙の大きさを変えたり、巻く回数を調整することで好きなサイズにできるのがうれしいですね。今回はポンポンをいくつか枝に飾ってみました」
クリスマスツリーとはまた違う、大人っぽいおしゃれなオーナメントに。また、タッセルとミサンガをつなげると、房付きのナプキンリングがつくれます。「クリスマスの食卓などに取り入れると、アクセントになっていいですね」

さらに余裕がある人は、コースターとポットマットの編み物にチャレンジを。かぎ針と説明書が付き、動画も閲覧できます。
「実は私は編み物が苦手で、最初、編み図を見たときは一瞬くじけそうになりました(笑)。でも、動画を何度か見ると、簡単な作業の繰り返しだとわかって。要領を覚えると、ポットマット1枚を1時間足らずで編めるようになりました。」
ポットマットは厚みがある状態に仕上がるので、熱いものを置いても安心。柔らかいので鍋つかみにも使えて、穴の開いた部分にポットのふたのつまみをひっかければ、注ぐときにふたが落ちないのも便利です。この糸の色なら、ポットマットもコースターも、多少汚れても目立たないのがいいですね」

撮影・竹内章雄/構成&文・海出正子

今回紹介した商品

北欧生まれのエココットンの糸
『きょうの料理ビギナーズ』オリジナルキット

内容
糸2種〈赤(太)・青(細)〉、かぎ針1本、つくり方説明書3種(ミサンガ・ポンポン・タッセル、コースター、ポットマット)
価格
3,300円(本体3,000円))
メーカー
フジイ

同商品はこちらに掲載されています。

「きょうの料理ビギナーズ」
12月号

2021年11月20日発売