かわいいザッカのオトナ買い それ、ちょうだい!

Vol.14

今月の「道具」=
油はねが少ないだ円形の揚げ鍋

選んだひと
城 素穂

じょう・もとほ=スタイリスト。ベルギーで食ともてなしを学び、雑誌や書籍で活躍する。

揚げたてのアツアツを家族みんなで味わえる揚げ物は、人気メニューの一つ。でも、キッチンの油はねがちょっと……。
そんな悩みを解決してくれる揚げ鍋を、城さんが見つけました。深さがあるコンパクトな揚げ鍋は 油はねが少なく、長いものも揚げられるだ円形。素材は熱伝導率のよい鉄なので、カラッとした揚げ上がりに。長らく理想的な揚げ鍋を探していた城さんも大満足!
今夜のおかずに、3時のおやつにと大活躍してくれます。

 週に2回くらいは揚げ物をしているという城さん。
「以前、1人暮らしのときは揚げ物をする機会は少なかったけれど、家族が増えてからは頻繁に揚げるようになりましたね。一時は少ない油で揚げたこともあったけれど、やっぱりある程度たっぷりの油で揚げたほうが、カラッとおいしく仕上がることに気がついたんです。鉄製のものがこんがり揚がるので、長らく中華鍋を使って揚げていました」

「IH電磁調理器にも使えるので、食卓で串揚げ大会も(笑)」

 揚げ物調理での城さんの悩みは、キッチンの後片づけでした。コンロ周辺に飛び散った油のお掃除が大変だったとか。「もっと油がはねにくくて、コンパクトな揚げ鍋はないかしら?」と機会があるごとにいろいろと探していたそう。
「そんなときに見つけたのが、この深さのあるだ円形の揚げ鍋。深いので鍋の側面が油はねをガードして、鍋の外にはねにくいんですね。小ぶりながら、だ円形なので長さのあるえびフライや大きい豚カツなどもOK。中華鍋と同じ鉄製ですが、意外なほど軽く収納もコンパクトにできます」

「ボリュームたっぷりの油淋鶏(ユーリンチー)も、一枚丸ごと揚げられます」

 この揚げ鍋は家庭用キッチン用品を企画開発、販売しているヨシカワという会社の商品。金属加工の伝統がある地域「新潟・燕三条」の確かな技術と自社のノウハウを融合させ、今の暮らしに寄り添う商品づくりをしています。素材は鉄にシリコーン塗装を施しているので、熱伝導率がよくてお手入れは簡単。両手でしっかり握れる大きめの取っ手と、ワイドな注ぎ口がついているので、油の移し替えもラク。500mlと800mlの目盛りがついていて、注ぐ油の目安の量もわかりやすくなっています。

「注ぎ口付きで油ぎれのよさは抜群!」
   

「中華鍋を使っていたときは注ぎ口がないので、使った油を移すときは結構緊張していたんですよ。そんなストレスがなくなるだけでも、揚げ物が身近になりますね。実はうちの母もこの揚げ鍋を使ってみたら、とても気に入ったみたいで(笑)。『老人2人暮らしだから前ほど揚げ物はしないけれど、ちょっと食べたいときにいいわね。小ぶりで軽いから』と言っていました」
 城さんは新しい油を使うとき、最初1、2回は野菜の素揚げなど、あまり油が汚れないものを揚げて、そのあとは鶏のから揚げや豚カツ、えびフライなど、肉や魚介類を揚げるそう。
「おかずだけでなく、おやつの揚げ物もおすすめ! ツイストドーナツなどは揚げたてを食べられるから、子どもも大喜び。家庭ならではのおやつですね」

「だ円形なので、長さのあるえびフライや、アスパラガスなどもOK」

撮影・竹内章雄/構成&文・海出正子

今回紹介した商品

油はねが少ないだ円形の揚げ鍋

サイズ(約)
幅27.3cm・奥行き17.9cm・
高さ11.4cm(持ち手、注ぎ口を含む)
重さ
925g
価格
4,400 円(本体4,000円)
取り扱い
ヨシカワ

同商品はこちらに掲載されています。

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