TOPICS Interview 吉高由里子 連続テレビ小説「花子とアン」安東はな 役

写真 吉高由里子
last updated Apr.1,2014.

夢見がちで、ポジティブで、逆境から逃げないところが魅力です

幼少時代の脚本を
じっくり読み込んだ

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はなは、『赤毛のアン』を翻訳した村岡花子さんをモデルにした人物です。実はこれまで、『赤毛のアン』を読んだことがありませんでした。アニメやミュージカルを見て話の筋は知っていたのですが、活字を通して物語に触れたのは、役をいただいてから。アンのキラキラした表情や自然の風景など、読むほどに自分なりの想像がふくらみ、これが本の魅力なんだと実感しました。

原書の翻訳は、今のように情報が簡単に手に入らない中で成し遂げられたもの。クランクインの前に花子さんの書斎が残されている「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」を 訪れ、お孫さんの村岡恵理さんとお話しさせていただきましたが、花子さんは亡くなる直前まで「書く」ことをやめなかったそうです。アンのような女性だったともおっしゃっていました。はなを演じていても、夢見がちなところや、逆境にも逃げずに立ち向かうポジティブなところに、アンと似た魅力を感じます。

はながどういう家庭で育ち、どのようにして東京の女学校に入り、英語に目覚めたのか。その過程は、子役の山田望叶ちゃんが演じます。とても大事な時期だと思うので、脚本を読み込みました。幼いはなの経験を自分の中に入れ、人生の流れを紡いでいくために。

 

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