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インタビュー

連続テレビ小説「半分、青い。」
永野芽郁(ヒロイン・楡野鈴愛 役)

最終更新日 2018.04.02

“かわいらしくもがきながら” 演じていきたい

母親思いで、マイペース 自分との共通点を感じます

 オーディションで台本の一部を読んだとき、すぐに鈴愛という人物に魅せられ、この役は私に向いている気がするって第一印象で感じたんです。お母さんと仲がいいところやマイペースなところなど、共通点も多くて。ヒロインに決まったときは自然と涙が出て、自分はこんなにも鈴愛を演じたかったんだなって実感しました。

 鈴愛はとにかく明るくて、左耳の聴力を失っても、人と少し違うだけでそれが自分のマイナスだと思っていない。「了解いたした」「ホントか!?」など、ことばづかいもユニークなので、走り方など体の動きや表情にも鈴愛らしさが出るように意識しています。何をしても「おいっ!」とツッコみたくなるような感じでしょうか(笑)。

 丁寧に演じていきたいのは、家族との関係です。台本を読んだとき、めちゃくちゃかわいらしい家族だなって思って。特に、「お母ちゃんが泣くんだったら自分が我慢しよう」と思う鈴愛の気持ちはすごく共感できる。母親役の松雪さんは、とても柔らかい雰囲気で、あの低めの落ち着く声を聞いていると、さらにこの気持ちが強くなります。

 恋愛については、鈴愛は相当鈍感みたい(笑)。気になる人ができてもアピールのしかたがズレていて、相手をドン引きさせてしまうことも。そのズレっぷりを笑いながらツッコんでくれるのが、鈴愛の性格をよく知る幼なじみの律。鈴愛と律の相性は抜群ですが、恋とは少し違う。その微妙な距離感や、ふたりだけの特別な空気感を作っていけたらいいなと思っています。

 鈴愛は先々、東京に出て漫画家を目指します。岐阜にいるときは、みんなが自分のことを知っていて大事にしてくれていたけど、東京では、街も人も何も知らない世界での修業の日々が始まる。そこで右往左往している鈴愛を、皆さんが応援したくなるように “かわいらしくもがきながら” 演じていきたいです。

(『NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 半分、青い。 Part1』より再録)

プロフィール

永野芽郁(ながのめい)

1999年生まれ、東京都出身。2009年に女優デビュー。主な出演作に、映画「繕い裁つ人」「俺物語!!」「ひるなかの流星」「PARKS パークス」「帝一の國」「ピーチガール」「ミックス。」、ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「こえ恋」「僕たちがやりました」など。NHKでは、大河ドラマ「八重の桜」「真田丸」、「プラトニック」などに出演。