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「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか

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NHK出版新書 342

「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか パーソナルゲノム時代の脳科学

[著] 宮川剛

発売日 2011年02月10日

新書

品切れ

定価 858円(本体780円)

送料 110円

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商品紹介

血液型占いより科学的! 遺伝子でよむ性格、知能、心の病気

脳の疾患やこころの問題を、ゲノムから解決しようとするゲノム脳科学。その急速な進展により、性格や知能と遺伝子の関係が続々と明らかになりつつある。個人の遺伝情報を治療に役立て、相性をゲノムで占う社会がすぐそこまで来ている。斯界のトップランナーが、国内外の最新研究世界を踏まえ、パーソナルゲノム時代の可能性を展望する。

1980?90年代の分子生物学やコンピュータサイエンスの急速な発展は、脳科学に新たな地平を拓きました。なかでも遺伝子から脳の秘密に迫るゲノム脳科学は、最もホットな領域のひとつとして注目されています。そんななか、現場から脳科学研究の「いま」を臨場感たっぷりに伝えるのが本書です。
心理学出身の宮川氏は、「人のこころはどこから生まれるのか」という壮大な問いに、遺伝子改変マウスを用いた行動様式の研究というアプローチで挑む科学者です。
本書ではまず、研究手法の実際や国内外の研究成果を一般の方にも理解しやすいよう図版をまじえてわかりやすく紹介します。
さらに宮川氏は、100万もの遺伝子型をわずか2万円強で調べてくれるアメリカの個人向け遺伝子解析サービスを自ら体験し、その詳細をリポート。ネットショッピング感覚で自分のかかりやすい病気やルーツを調べてくれるというのですから驚きです。
今後、遺伝子と脳の研究が進展するにつれ、遺伝子情報をもとに性格や相性を判定する「ゲノム占い」のようなサービスも登場するかもしれません。
私は本稿を読みながら、科学の最先端が描く近未来像にわくわくしました。しかしその一方で、保険加入や就職、結婚時における差別の防止や情報管理をどうするのかといった倫理的社会的課題について、いよいよ現実的に対処しなくてはならない時代が来たのだなとも考えさせられました。
個人的には、自分の未来が遺伝子で読まれてしまうなんて、ちょっと怖いような納得いかないような気分ですが、みなさんはどうお感じになるでしょうか? 自分の遺伝子の意味を知って今後の人生に生かそうと思うか、自分は自分なのだからそんなもの知りたくないと思うか。その受け取り方もじつは遺伝子に書かれていたりして……。(NHK出版 福田 直子)

目次

第1章 こころはどこにある?
第2章 遺伝子ターゲティングが拓いたこころの研究
第3章 こころの病に挑む
第4章 パーソナルゲノム時代の到来
第5章 ゲノムで性格や相性がわかるのか
第6章 ゲノム脳科学と近未来

商品情報

発売日
2011年02月10日
価格
定価:858円(本体780円)
判型
新書判
ページ数
256ページ
商品コード
0088342
Cコード
C0240(自然科学総記)
ISBN
978-4-14-088342-6