マイコンテンツや、お客様情報・注文履歴を確認できます。
閉じる
0
0
カートを見る

カートに追加されました

お支払いに進む

「なぜ?」から始める現代アート

閉じる

NHK出版新書 364

「なぜ?」から始める現代アート

[著] 長谷川祐子

発売日 2011年11月10日

新書

品切れ

定価 902円(本体820円)

送料 110円

売り切れました
同じシリーズの商品を見る

商品紹介

カリスマ・キュレーターによる刺激的な美術ガイド

よくわからないけど、なぜか惹かれる、面白い。その「なぜか」を探求すれば、アートはもっと身近になる!作家と観客をつなぎ、現代アートと生のかかわりを問い続ける、当代随一のキュレーターが、いま最も注目すべきアーティストの作品と鑑賞のポイントを紹介。難解だと思われがちな現代アートが、かけがえのない出会いに変わるホットな美術ガイド。

 この本の書名が、なぜ、「なぜ?」から始まっているのか。
 私たちの身の周りから答えが明確に出てくるものが激減するにつれ、「なぜ?」と問いかける豊かな時間も、あまりに少なくなってしまっているように思います。でも、近ごろよく目にする<現代アート>といわれるものは、素人ゆえの乱暴ないい方をすれば、「なんだこれは?」と、意表を突かれるもの、問いを発せずにはいられないものばかりです。
 意味分かんないけど、なぜだか面白くて、目が離せない。もっとアートのことが知りたい。でも、現代美術について語られてきた言葉は難解で、気取っていて、実際に作品と出会ったときの、びくっとするようなまっすぐな感覚とどうも結びつきにくい。かといって、美術の教科書を延長したような、変遷をおさえて紹介していくような入門書は、役には立つけれどどうもときめかない。もっと「見る人目線」で、アートの見方をガイドしてくれる本はないものか。
 ――と感じている人は、自分以外にもきっといらっしゃるだろうと思い、世界的に活躍するキュレーターの長谷川裕子さんに、本書を執筆していただきました。佐々木俊尚さんがキュレーションという言葉を現代的な文脈で再定義し話題になりましたが、つい最近までキュレーターという職業は、たんに学芸員のハイカラ読み、くらいに思われていた節があります。しかし、本書をお読みになれば、長谷川さんのような傑出したキュレーターは、つねに私たちが新しい価値や視点を見つける手助けをしてくれる、重要な存在であることがわかります。 
 本書に登場するアーティストのほとんどは、彼女が実際にともに仕事をしてきた人たちです。作品紹介のうちに、著者とアーティストたちとの個人的な絆がかいま見えるのも本書のお楽しみの一つ。
 普段は忙しくて「なぜ?」を棚上げにしている方も、この秋はぜひ、本書をコートのポケットに入れて、あなただけの「答え」を見つけにお出かけください。
(NHK出版 福田直子)

目次

第一章 日本画の遺伝子
―屏風絵、村上隆、奈良美智、落合多武、アニメーション
第二章 出会う場所でアートは変わる
―草間彌生、オラファー・エリアソン、レアンドロ・エルリッヒ、マイケル・リン
第三章 アートが科学を超えるとき
―ジェームズ・タレル、池田亮司
第四章 「見る」ということ
―ソフィ・カル、河原温、アンリ・サラ
第五章 身体性を呼び覚ます
―エリオ・オイチシカ、リジア・クラーク、エルネスト・ネト、サラ・ジー
第六章 アートのポリティクス
―マシュー・バーニー、フランシス・アリス、ロバート・スミッソン、蔡國強
第七章 越境するアート
―SANAA、石上純也、トビアス・レーベルガー、リクリット・ティラバーニャ、シムリン・ギル、wah、フセイン・チャラヤン

商品情報

発売日
2011年11月10日
価格
定価:902円(本体820円)
判型
新書判
ページ数
216ページ
商品コード
0088364
Cコード
C0271(絵画・彫刻)
ISBN
978-4-14-088364-8