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8・15と3・11
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NHK出版新書 388
[著] 笠井潔
発売日 2012年09月11日
品切れ
定価 858円(本体780円)
送料 110円
3・11は戦後史の必然的な帰結である!丸山真男から三島由紀夫までの戦後思想を再検討し、60年安保から高度成長、バブル崩壊、そして福島原発事故にいたる戦後史を捉えなおす。8・15を真に反省できなかった日本人が、「平和と繁栄」の戦後社会に災厄の種をまいたことを明らかにする。この国の宿命的な病理を暴き、克服すべき真の課題を考察する著者渾身の一冊。
1948年生まれ。小説家、文芸評論家。学生運動を経て、パリ滞在中に執筆した『バイバイ、エンジェル』で角川小説賞を受賞、小説家としてデビュー。小説に『サマー・アポカリプス』(創元推理文庫)、『オイディプス症候群』(光文社文庫)、『吸血鬼と精神分析』(光文社)など。評論に『テロルの現象学』(ちくま学芸文庫)、『探偵小説論 I ?III』(東京創元社)、『例外社会』(朝日新聞出版)など。 (撮影・佐藤 類)