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スポーツ・インテリジェンス

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NHK出版新書 415

スポーツ・インテリジェンス オリンピックの勝敗は情報戦で決まる

[著] 和久貴洋

発売日 2013年09月10日

新書

品切れ

定価 814円(本体740円)

送料 110円

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商品紹介

華々しい舞台の裏側で何が起きているのか!?

スポーツ・インテリジェンスとは何か。それはオリンピックなどの国際競技で勝ち抜くための「情報戦略」である。相手選手やチーム、試合環境、使用器具等を徹底的に調べ上げ、国家を動かし中・長期スポーツ戦略を策定する。そうまでしなければコンマ数秒差を競い合う、現代の戦いを制することはできない。最前線で長年活躍してきた著者が知られざる実態を明らかにするとともに、情報との向き合い方について記す。

 「スポーツ・インテリジェンス」という言葉を聞いても、多くの人はなかなかピンと来ないかもしれません。簡単に言うと、これはオリンピックのような国際的な競技大会で勝つための情報戦略のことです。
 例えば、「マネーボール」というメジャーリーグの貧乏球団が統計学を駆使してお金を使わずに強豪チームを作りあげる映画が少し前に話題になりましたが、じつはこれよりもう一歩も二歩も進んだことが、現にトップスポーツの世界では行われています。本書では、その知られざる実態を最前線で活躍している著者に書いていただきました。
 一つ紹介しましょう。ちょうどこの原稿を書いているのは、2020年オリンピックの開催地が決まる一週間ほど前です。東京でオリンピックが開催されることの賛否については聞きますが、それにも関わらず、なぜ行政は招致に力を入れているのでしょうか。もちろん経済効果は大きな理由でしょう。しかし、それだけではありません。
 説明するために、日本がこれまでのオリンピックで一番金メダルを取ることができた大会を思い出してみてください。じつは1964年の東京開催まで遡ります。なんと世界第3位のメダル数を獲得しています。
 この背景には、ホームアドバンテージが得られたことももちろんありますが、なにより自国開催をきっかけにスポーツの制度改革が行われ、選手らの大幅なレベルアップが図られたということのほうが大きい。だからこそ、今回も国を挙げてオリンピックを招致しようとしているわけです。実際、著者が過去それぞれの国で行われてきた大会を分析したところ、自国でオリンピックが開催されるかどうかで、結果として30パーセント以上もメダル数が変わってくるのだそうです。
 現在のオリンピックは国同士の威信をかけた戦いの舞台となっています。各国がどのような戦略で、どういう風にオリンピックを戦おうとしているのか。
 その裏側がわかれば、もっと深く楽しめるようになること請け合いです。
(NHK出版 山北健司)

目次

第一章 進化するトップスポーツの世界
第二章 スポーツ・インテリジェンスとは何か
第三章 オリンピックの舞台裏で何が行われているか
第四章 戦う選手団「チームジャパン」を作る
第五章 マルチサポート・ハウスをめぐる決断
終  章 スポーツ・インテリジェンスに終わりはない

商品情報

発売日
2013年09月10日
価格
定価:814円(本体740円)
判型
新書判
ページ数
200ページ
商品コード
0088415
Cコード
C0275(体育・スポーツ)
ISBN
978-4-14-088415-7