本がひらく
NHK出版の書籍編集部が、多彩な執筆陣による連載小説・エッセイ、教養・ノンフィクション…
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優しさが新しい一つの命になる「I’ll be back.」――昆虫・動物だけじゃない、篠原かをりの「卒業式、走って帰った」
動物作家・昆虫研究家として、さまざまなメディアに登場する篠原かをりさん。その博識さや生き物への偏愛ぶりで人気を集めていますが、この連載では「篠原かをり」にフォーカス! 忘れがたい経験や自身に影響を与えた印象深い人々、作家・研究者としての自分、プライベートとしての自分の現在とこれからなど、心のままにつづります。第11回は産休前最後の記事、今の篠原さんの気持ちです。 ※第1回から読む方はこちらです。 #11 I’ll be back. 産休に入ります。この連載もしばらくの間、お
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「もしかしたら、つらいのかもしれない」という想像力。「もっとやさしくていい」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく
「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #4 もっとやさしくていい 妄想、しているだろうか。 ここで言う妄想とは、なにかについて思いを巡らせることではない。こどくにとって、妄想は、おそろしく、いまだにこ