本がひらく
NHK出版の書籍編集部が、多彩な執筆陣による連載小説・エッセイ、教養・ノンフィクション…
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「もしかしたら、つらいのかもしれない」という想像力。「もっとやさしくていい」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく
「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #4 もっとやさしくていい 妄想、しているだろうか。 ここで言う妄想とは、なにかについて思いを巡らせることではない。こどくにとって、妄想は、おそろしく、いまだにこ
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孤独におびえる日があっても、君がいるから。「生きててくれてありがとう」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく
「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴った初めてのエッセイ連載です。 #1 生きててくれてありがとう「生きててくれてありがとう」 統合失調症当事者であり、VTuberでもあるこどくは、何度この言葉に救われただろうか。 統合失調症を発症したのは、16歳のと