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もっこすの城
  • 伊東潤
  • 1/16更新(第3回)
  • 時代小説
「この肥後の地に日本一の城を築いてくれ」
加藤清正から命を受けた“城取り”の木村藤九郎秀範は、この日から苦闘の日々が始まった。人足たちとともに濠を穿ち、石を運んだ。つぎつぎ出来する難題を克服していく秀範の姿に肥後の人々もやがて協力するようになってゆくのだった。
著者情報
伊東潤(いとう・じゅん)
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。日本アイビーエム株式会社を経た後、外資系企業のマネジメントを歴任。2003年にコンサルタントに転じて06年に株式会社クエーサー・マネジメントを設立。07年、『武田家滅亡』(角川書店)でメジャー・デビュー。10年に専業作家となって今に至る。11年、『黒南風の海―加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』で第1回本屋が選ぶ時代小説大賞、13年、『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞、『義烈千秋 天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞・第1回高校生直木賞、14年、『峠越え』で第20回中山義秀賞を受賞。
担当編集者のコメント
城づくりの名手と謳われた加藤清正とその家臣団の活躍を、これまた城小説の名手伊東潤がどのように描くのか! 乞うご期待ください。熊本城復興の願いをかけて!
ざらざらの島
  • 戌井昭人
  • 12/15更新(第13回)
  • SF
ボストンバッグを片手にボーリングの球の営業に出た男に次々と降りかかる災難と、奇妙な出来事や人々との遭遇。そして、目の前には見知らぬ森。
男は森から無事に抜け出せるのだろうか――。
人気実力派作家・戌井昭人が贈る、長編エンタテインメント小説!
著者情報
戌井昭人(いぬい・あきと)
1971年、東京都生まれ。玉川大学文学部芸術学科演劇専攻卒。パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」主宰。主な著書 に『まずいスープ』『ぴんぞろ』『ひっ』『すっぽん心中』『どろにやいと』(以上、表題作は芥川賞候補)、『俳優・亀岡拓次』『松竹梅』のほか、『ただいま おかえりなさい』(多田玲子との共著)などがある。2014年、「すっぽん心中」で第40回川端康成文学賞受賞。
担当編集者のコメント
川端康成賞作家・戌井昭人さんが挑む本格エンタメ小説です。これまでの戌井作品らしさはそのままに、主人公の摩訶不思議な人物や出来事との出合いの数々を通して、純文学でもない、鉄割でもない、疾走感とまどろみに満ちた新たな世界に導いてくれます。
太陽の末裔
  • 恩田陸
  • 12/15更新(第3回)
  • 伝奇小説
マヤ暦で世界が終わるとされていた2012年12月21日、東京で変死体が見つかる。その出来事は、南米の古代巨石文明に秘められた謎の技術に繋がる序章にすぎなかった。世界は本当に終わっていなかったのか? 恩田陸が6年の構想を経て描く、長編伝奇小説。
著者情報
恩田陸(おんだ・りく)
1964年、宮城県生まれ。91年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年、『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞と第2回本屋大賞を受賞。06年、『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞、07年、『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞を受賞。近著『雪月花黙示録』ほか、『ドミノ』『Q&A』『蒲公英草紙 常野物語』『きのうの世界』『夢違』『夜の底は柔らかな幻』など著書多数。

担当編集者のコメント
2007年、NHKの番組取材でインカ・マヤ文明の遺跡を訪れた際、恩田陸さんは遺跡の圧倒的な存在感とただならぬ場の空気を感じ取ったそうです。それから数年、満を持して描く本作は、恩田さんにとって初の本格伝奇小説であり、極上のエンタメ作品です。
ときどきばなな
  • よしもとばなな
  • (第6回)
  • エッセイ
人気小説家・吉本ばななが、自身の日常の様子や、毎日の生活を送るなかで感じた思いや考えを綴る、不定期連載エッセイ。子どものころのこと、旅の思い出、食べもののこと、家族のこと……。読後、「自分のどこかが変わった」と感じる、読み手に沁みる上質な文章の数々。
著者情報
吉本ばなな(よしもと・ばなな)
1964年7月24日、東京都生まれ。A型。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年、デビュー作「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞。88年、『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞を、89年、『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人を受賞。その後も89年、『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞を、95年、『アムリタ』で第5回紫式部賞を、2000年、『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞などを受賞。イタリアでも、スカンノ賞やカプリ賞などを受賞。『キッチン』をはじめとする諸作品が海外30数か国で翻訳、出版されている。著書多数。近著に『鳥たち』『サーカスナイト』『ふなふな船橋』など。
吉本ばなな公式サイト
担当編集者のコメント
世界的な小説家が、作家として、母として、ひとりの女性として、日々を悔いなく生きるすべを澄んだ筆致で綴る不定期連載「ときどきばなな」。小説作品では味わえない魅力が詰まったエッセイの数々が、あなたの気持ちを「浄化」してくれます。

闘鬼 斎藤一
吉川永青
  • 時代・歴史小説
  • 書下ろし
担当編集者のコメント
第4回「野村胡堂文学賞」受賞! 本作の妙味は主役の設定。近藤でも土方でもなく、沖田と並ぶ撃剣の剣士でありながら、運命に抗い明治の世まで生きた斎藤の境地に刮目されたし。
主夫のトモロー
朱川湊人
  • エンタメ
  • WEB連載
担当編集者のコメント
著者の実体験をモチーフにした半自伝的な家族小説です。主夫の目線から現代の家族のあり方や親子のつながりを描いた著者渾身のハートフルストーリーが胸を打ちます。
吼えよ 江戸象
熊谷敬太郎
  • 歴史・時代小説
  • 書下ろし
担当編集者のコメント
丁寧な取材により浮かび上がったのは、小説よりも奇なりな事実。長崎から江戸へ、見たこともない巨大な動物が移動するロードムービー的痛快時代小説です。
暗号のポラリス
中山智幸
  • 青春小説
  • WEB連載
担当編集者のコメント
青春小説を得意とする著者が、今作では小6男子を主人公に、学校と家族、兄弟の絆を丁寧に掘り下げて描きます。じわじわ続く感動と圧巻のラストは、涙なしには読めません!
総理にされた男
中山七里
  • 政治小説
  • WEB連載
担当編集者のコメント
著者らしいエンタメ全開の展開と切り口で、政治をわかりやすく、面白く、そして鋭く描いた本作。国民の切実な思いを代弁する替え玉総理による演説には、胸が熱くなること必至です。
潮の音、空の青、海の詩
熊谷達也
  • エンタメ
  • 書下ろし
担当編集者のコメント
ディテールの精緻な描写から、大震災という非日常が、きわめて日常の中で起こったのだなということを実感させられます。3つの時空間を描くSF的設定も新鮮です。