TOPICS Interview 堀北真希 連続テレビ小説 「梅ちゃん先生」ヒロイン・下村梅子役

NHK出版 Webマガジン

ひたむきに人と向き合う
梅ちゃん先生

梅子が医学専門学校に入ると、クラスメートとの友情や男子学生との交流も描かれます。私自身は中学生のときに仕事を始めたので、視聴者の皆さんが時代を超えて共感できるはずの学生時代を十分に謳歌していません。想像だけで演じて違和感が出てはいけないので、仲よしの同級生役の方々と一緒にいるときは、10 代の華やいだ気分でいるようにしています。梅子がどういう恋愛や結婚をするのかは、まだわかっていません。姉・松子、兄・竹夫は、こと恋愛に関してはあまりうまくいかないようですが、梅子はいったいどうなるのか。

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医師修業のほうは、とにかく勉強、勉強。膨大な知識が必要なんです。ただ、知識さえあればいいというものでもなくて、特に梅子にはまず患者さんと向き合い、「この人を助けたい」というひたむきさがあって、そこに魅力を感じます。医師を目指す方にも、医師という職業にまったく興味がない方にも、「梅子みたいなお医者さんになりたい」と思ってもらえたら、こんなにうれしいことはありません。

いずれ自分の診療所を開くことになる梅子。キャリアを積んでも、ずっと未完成で発展途上の気がしますし、そうあってほしいと思います。女医さんには、男性にない母性というか、患者さんを包み込んで安心させてくれるイメージがありますが、まだ修業中の梅子は……、不安にさせる要素満載です(笑)。長い目で成長を見守っていてください。

ほりきた・まき
ほりきた・まき
1988年生まれ、東京都出身。2003年デビュー。06年、「ALWAYS三丁目の夕日」で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。テレビ、映画などで幅広く活躍するほか、10年、舞台「ジャンヌ・ダルク」で主演を務め好評を博す。出演作に、ドラマ「花ざかりの君たちへ」「生まれる。」「幸福の黄色いハンカチ」、映画「白夜行」「これでいいのだ 映画★赤塚不二夫」「ALWAYS三丁目の夕日’64」など。NHKでは、大河ドラマ「篤姫」。

NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 梅ちゃん先生

舞台は終戦直後の東京・蒲田。戦後の復興と昭和の経済成長を支えていく人々に寄り添いながら医師を目指すヒロインの涙と笑いの物語。堀北真希、高橋克実、南果歩、ミムラ、小出恵介、倍賞美津子、松坂桃李ら豪華出演者紹介、あらすじ、美術特集など情報満載のガイドブック。
作 尾崎将也
製作協力 NHKドラマ制作班
NHK出版 編
AB判並製・112ページ
NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 梅ちゃん先生 Part1
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NHK連続テレビ小説 梅ちゃん先生 上

舞台は終戦直後の東京・蒲田。戦後の復興と昭和の経済成長をつながり合いながら支えていく名もなき人々。彼らに寄り添いながら命を守る医師を目指し、地域医療に生きようとするヒロイン・下村梅子の、ひたむきでにぎやかな涙と笑いの物語(第1週〜第13週までの内容を収載)。
作 尾崎将也
ノベライズ 蒔田陽平
四六並製・288ページ
NHK連続テレビ小説 梅ちゃん先生 上

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