堀北 結婚後の生活がどんなふうに描かれていくのか、これからますます楽しみだね。
松坂 個人的にうれしいのは、信郎と建造さんとの義理の父子関係が込み入った展開になっていくこと。隣同士という設定だけど、これまで高橋克実さんと芝居でからむことが案外なかったから、すごく新鮮。
堀北 私は、「家族と共有する」ということを深く考えるようになってきたかな。昔からの隣人とはいえ、他人同士が同居するわけだし、お義父(とう)さんやお義母(かあ)さん(大島蓉子さん)に対して、今までになかった気のつかい方をするようになってくるから。
松坂 うん、それはある。他にも、安岡家に地方から働きに出てきた従業員の光男(野村周平さん)が住むようになったり、新しいキャラクターとの交流も描かれるよね。
堀北 お嫁さんとお姑(しゅうとめ)さん、義理のお父さんと息子、いろいろな目線で物語がつむがれていくので、共感していただける層が広がるような気もする。私たちの世代から見たら、当時の結婚式を挙げるのが当然だとか、看板を「安岡医院」に替えるかどうかの両家のすったもんだとか、昭和期の価値観が新鮮に映ると思うし。
松坂 ふたりに子どもができたらどうなるんだろう。
堀北 どうなるんだろう!
松坂 間違いなく、ドラマはますます面白くなるね。
堀北 それって、ノブの登場シーンが増えるからでしょ?
松坂 だといいけど(笑)。信郎の新境地を見せられるように頑張るよ、俺。
堀北 私も最後まで精いっぱい演じます。視聴者の皆さん、今後の展開をお楽しみに!