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ビッグ・クエスチョン<人類の難問>に答えよう ビッグ・クエスチョン<人類の難問>に答えよう

スティーブン・ホーキング/青木薫 訳 スティーブン・ホーキング/青木薫 訳

  • ホーキングの最後のメッセージは希望にあふれている。(CNN) ホーキングの最後のメッセージは希望にあふれている。(CNN)
  • ホーキングはそびえたつ人間の知性の象徴だ。(ワシントン・ポスト紙) ホーキングはそびえたつ人間の知性の象徴だ。(ワシントン・ポスト紙)
書籍イメージ 最後に彼は、究極の答えを残した。
  • 「2018年のベストブック」選出 ガーディアン紙
    フォーブス紙、ワイアード紙
  • No.1ベストセラー! ニューヨーク・タイムズ紙
    サンデー・タイムズ紙

ホーキングが生涯かけて答えを追い求めた

10のビッグ・クエスチョン

  • 神は存在するのか?
  • 宇宙はどのように始まったのか?
  • 宇宙には人間のほかにも知的生命が存在するのか?
  • 未来を予言することはできるのか?
  • ブラックホールの内部には何があるのか?
  • タイムトラベルは可能なのか?
  • 人間は地球で生きていくべきなのか?
  • 宇宙に植民地を建設するべきなのか?
  • 人工知能は人間より賢くなるのか?
  • より良い未来のために何ができるのか?

なぜビッグ・クエスチョンを
問うべきなのか

── スティーヴン・ホーキング

人はいつの時代も、ビッグ・クエスチョンへの答えを求めてきた。
私たちはどこから来たのだろうか?
宇宙はどのように始まったのだろうか?
宇宙には私たちのほかにも誰かいるのだろうか?

私は、本書に取り上げたビッグ・クエスチョンを考えると胸が躍るし、
それらを探究することに情熱を傾けている。

人はみな、未来に向かってともに旅するタイムトラベラーだ。

私たちが向かう未来を、
誰もが行きたいと思うような未来にするために、
力を合わせようではないか。 (本文より)

天才科学者による、
最後の書き下ろし!
全世界で累計100万部突破

「世界でもっともすぐれた科学者」と称されたホーキング博士が死の直前まで取り組んでいたのは、人類が直面する困難な課題(ビッグ・クエスチョン)だった。
地球温暖化が進み、核の脅威が増し、人工知能が人間を脅かす時代に、私たちはどのように考え、未来を形作っていけばよいのか――。誰もが抱いている10の疑問に博士がわかりやすく答えた全人類への最良の贈り物。

表紙画像 世界40か国で刊行決定

スティーヴン・ホーキング Stephen Hawking 1942.1.8~2018.3.14

オックスフォード大学、ケンブリッジ大学大学院で物理学と宇宙論を専攻。21歳のときに運動ニューロン疾患を発症。37歳でルーカス教授職に選出され、30年にわたり同職を務めた。王立協会フェロー、全米科学アカデミー会員。
著作に『ホーキング、宇宙を語る』(早川書房)、『ホーキング、未来を語る』(ソフトバンク クリエイティブ)など。

ビッグ・クエスチョン<人類の難問>に答えよう

発売日 2019年3月14日 四六判 上製 256ページ
ISBN 978-4-14-081773-5 C0098

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本書を読んだ有識者の方々からのコメント

書評

たちまち6万部突破 メディア、著名人から絶賛の声!

  • 「クローズアップ現代+」(2019年3月6日)
  • 「コズミックフロント☆NEXT」(2019年4月18日)
  • 「あさイチ」(2019年4月19日) で紹介され、大反響!
「博士の言葉の端々には、自然の営みを人間が理解できる言葉に翻訳して後世に伝えた先人への敬意と、いつか地球に別れを告げなければならない未来への責任感が見て取れる。」
「今こそ、ホーキング博士のラスト・メッセージを思い切り味わいたい。

最相葉月(『朝日新聞』2019年5月25日付朝刊「売れてる本」コーナー)

「全身の筋肉が動かなくなる難病にもかかわらず、『自分に今できること』を徹底的に考え抜き、かつ果敢に行動した現代最高の知性からの贈り物が、ここにある。」

鎌田浩毅(「PRESIDENT」2019年6月3日号)

「僕のように科学の専門知識を持たない者でも非常にわかりやすく、大いに刺激を受ける解説になっている。」
「何より心に残ったのは『宇宙から地球を見るとき、私たちはひとつの全体に見える。私たちはひとつに結ばれていて、個々ばらばらに存在しているのではないことを目の当たりにするのだ』という一節。今、その意味をかみしめて考え、行動する時だろう。」

佐藤可士和(『産経新聞』5月11日付朝刊)

「『なぜビッグ・クエスチョンを問うべきなのか?』と題された序論的な文章がいい。自分の人生を振り返りながら、問い続けること、考え続けることの大切さを説いている。」

永江 朗(「文芸春秋」2019年5月16日号)

「故ホーキング博士が、神の存在、宇宙の始まり、地球外生命、タイムトラベル、人工知能など……人類が抱える難問に答えてくれる。ホーキング節の聞き納め!

竹内 薫(『日本経済新聞』2019年3月28日付夕刊「目利きが選ぶ3冊」コーナー)

「難解な氏の書籍とは思えないほど、わかりやすくまとめられており、宇宙好きには物足りないかもしれませんが、一般の方が氏の思想に触れるには、良いきっかけになる本だと思います。」
「中身のメインは宇宙の話ですが、ところどころに、人類の未来へのメッセージが込められており、そこだけ読んでも楽しめると思います。科学教育の大切さ、ビッグ・クエスチョンを持つことの大切さ、教師の大切さ、リーダーの大切さ…。著者の言葉に触れると、今の日本の政治や教育に何が欠けているのか、よくわかります。」
「教師やリーダー、親。これから科学教育を推進したいすべての人に、ぜひチェックしていただきたい内容です。」

土井英司(「ビジネスブックマラソン」2019年3月29日)

ユーモアと個性に満ちたこの本を読んでいると、講演会場にいるようだ。宇宙研究の偉大な業績のもとに、宇宙や人間社会の大疑問にズバッと答えている。実に楽しく読み応えのある本だ。

佐藤勝彦(宇宙物理学者。東京大学名誉教授)

シンポジウム登壇者コメント

2019年3月24日(日)に、出版記念シンポジウムを開催しました。
たくさんの方のご参加、ありがとうございました。

シンポジウムに登壇いただいた、池上 彰さん、村山 斉さん、須田 桃子さんより寄せられた
「ビッグ・クエスチョン」への感想をご覧ください。

池上彰氏 撮影:佐藤 克秋

池上 彰

1950年生まれ。慶應義塾大学卒業。
NHKで記者やキャスターを歴任、94年より11年間『週刊こどもニュース』でお父さん役を務める。2005年よりフリージャーナリストとして多方面で活躍中。東京工業大学リベラルアーツセンター教授を経て、現在、東京工業大学特命教授。名城大学教授。
著書に『おとなの教養』『はじめてのサイエンス』など多数。

村山斉氏

村山 斉

1964年生まれ。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。
専門は素粒子物理学。カリフォルニア大学バークレー校教授、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構教授。西宮湯川記念賞、アレキサンダー・フォン・フンボルト財団研究賞を受賞。アインシュタイン財団に「世界に影響力を持つ100人」に指名される。

須田桃子氏

須田 桃子

1975年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。物理学専攻。2001年毎日新聞社入社。2006年から東京本社科学環境部記者。
生命科学や生殖補助医療、天文、ノーベル賞などを担当。『捏造の科学者――STAP細胞事件』で大宅壮一ノンフィクション賞、科学ジャーナリスト大賞を受賞。
近著に『合成生物学の衝撃』。

娘 ルーシー・ホーキングからのメッセージ

メッセージ

父が亡くなってから、生きていたら喜んだであろうことがたくさん起こった。私はそれらを教えてあげたかった。父はびっくりするほど謙遜家なところがあり、注目されるのが大好きな一方で、自分の名声にとまどってもいたようだった。
自らに対する父の姿勢がよく表れている言葉として、次の一節が私の目に飛び込んできた。「もしも私が何か貢献したのであれば」。ここに「もしも」という言葉を添えるのは、父だけだろう。父が貢献を成したことは、父以外の誰も疑わないと思う。そしてそれはなんという貢献なのだろう。宇宙の構造と起源を探るという宇宙論の壮大な仕事と、大きな困難を背負いながら、申し分なく人間的な勇気とユーモアを持っていたことのふたつの面で父は貢献をした。忍耐の限度を超えながら、知識の限界をも超えて、その壁を越える方法を見出した。これほど偶像的な存在になりながら、気さくで親しみやすい人だと思ってもらえることができたのは、そのふたつの面があったからだろう。
父は病気を得たけれど、屈することなく生き抜いた。父ほど勇敢にはけっしてなれないだろう。それでも、勇敢になろうとすることはできるし、父はそのことを教えてくれた。

(本書「あとがき」より)