マイコンテンツや、お客様情報・注文履歴を確認できます。
閉じる
0
0
カートを見る

カートに追加されました

お支払いに進む

「わろてんか」を商いにした街 大阪

閉じる

「わろてんか」を商いにした街 大阪

発売日 2017年11月25日

単行本

品切れ

定価 1,430円(本体1,300円)

送料 110円

売り切れました
同じシリーズの商品を見る

商品紹介

NHK連続テレビ小説『わろてんか』の時代背景がよくわかる!

明治後期から昭和にかけて、大阪の街は工業都市として大きな変容を迎えた。地方から流入してきた労働者層を観客とすべく、落語・色物・漫才と笑いの質や方法を変えながら、吉本や松竹がいかにして、お笑いをビジネスとして成り立たせていったのか、その時代状況を紹介。

目次

   はじめに

1上方喜劇の誕生―俄から喜劇へ
   大阪喜劇の祖・曾我廼家五郎、十郎
   人気劇団楽天会と渋谷天外
   脚本家として再出発した二代目天外
   十吾と二代目天外の出会い
   松竹家庭劇の旗揚げと天外の二代目襲名
   解散と再興

2上方漫才の誕生
   漫才の揺籃期
   上方漫才の進化
   万歳から漫才へ
   笑いを寄席の主役にした初代桂春団治の前衛落語
   拡声機と漫才の内容向上
   臨官席の果たした役割

3お笑いビジネスの先駆け―吉本興業のあゆみ
   吉本せいの生い立ち
   吉本夫妻、演芸興行の世界へ
   上方落語の凋落
   「風呂政」との提携
   色物芸人と五銭の木戸銭
   飲食物で副収入を
   寄席小屋のチェーン展開
   金沢亭の再建と太夫元業務への進出
   新入社員・林正之助にゆだねられた重責
   桂春団治の獲得と大阪寄席興行界の統一
   木戸銭の引き下げと月給制の導入
   芸人の格と出番順
   安来節の新人発掘と関東大震災
   泰三の急逝と寄席演芸の衰退
   万歳重視策とさらなる低料金化
   エンタツ・アチャコ── しゃべくり漫才の元祖
   しゃべくり漫才のおもしろさにめざめた観客
   コンビ解消と新たな相方
   誰が上方落語を滅ぼしたのか?

4ライバル・新興演芸の出現
   新進の漫才師に活躍の場を与えた新興演芸
   男女コンビのスター、ミスワカナ・一郎
   新たな漫才師の引き抜きとスカウト
   ミヤコ蝶々にのしかかった重圧
   「総合演芸」をめざした新興演芸
   新作漫才が売り物の新興演芸
   お笑いと喜劇映画

5戦後の上方の笑い
   火の消えた大阪漫才と地方巡業
   笑いの復興と映画・ラジオ番組の蜜月時代
   ラジオ放送が生み出したスターたち
   持ち時間の短縮で売り物となったギャグ
   演芸界を救った「エビショウ」
   秋田實とMZ研究会、宝塚新芸座
   従来の笑いの枠を破った『漫才学校』
   素人のおもしろさを引き出した『お笑い街頭録音』
   視聴者参加型トーク番組への発展
   破格の賞金が話題を呼んだ『ものまねコンクール』
   テレビが生んだ若手大阪笑芸人たち
   若手芸人が活躍する舞台
   松竹新演芸と〝西の日劇〟北野ショウ
   スマートな笑いが評判となった『やりくりアパート』
   『番頭はんと丁稚どん』で花ひらいた花登筐の全盛時代
   神風タレントと新幹線作家
   観客動員に苦しんだうめだ花月
   まざまざと見せつけられたテレビ放映の威力
   とにかく笑いを途切らせない
   松竹新喜劇と民放ラジオ
   「天外・寛美の」という冠
   寛美、プリンスから看板役者へ

6テレビの時代とお笑い
   上方コメディの「第二幕」開く
   スタジオから公開放送に切り替えて大ヒットした『スチャラカ社員』
   東西タレント交流の草分けとなった『てなもんや』
   高視聴率とテレビ普及率の向上が人気に拍車をかけた
   『てなもんや』の革新とは
   上方落語・冬の時代
   深夜放送から落語ブームに
   計算されつくした笑いからアドリブの笑いへ
   タレントの持っている個性を引き出した『ヤングおー!おー!』
   上方の笑い、ブームの絶頂から苦境へ
   秋田實と「笑の会」
   「笑の会」東京公演で得た〝発見〟
   『漫才新幹線』の大ヒット
   『THE MANZAI』とMANZAIブーム
   漫才ブームの終焉
   MANZAIブーム後の吉本

  おわりに
  参考文献

商品情報

発売日
2017年11月25日
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
判型
四六判
ページ数
208ページ
商品コード
0081728
Cコード
C0095(日本文学評論 随筆 その他)
ISBN
978-4-14-081728-5