はじめに
第１章　ウェブカメラを乗っ取られた家族
　カメラが勝手に動き出した！
　家のなかがのぞかれている!?
　拡大するスマート家電市場
　世界中にさらされる防犯カメラの映像
　防犯カメラが犯罪を誘発する
　パスワードという〝家の鍵〟
　天才ハッカーによる検証
　ＩｏＴ機器に潜む脆弱性
　「ハッカーのGoogle」
　セキュリティの空白地帯
　ＡＩスピーカーも乗っ取り可能
　ハニーポット──〝おとり〟で攻撃者をおびき出す
　「おとりカメラ」に群がってきた攻撃者
　パソコンより危険度は大きい
第２章　Mirai──世界を混乱に陥れたマルウェア
　これまでにない大規模攻撃
　世界中のＩｏＴ機器が一斉に
　リオ五輪での前兆
　急増するDDoS攻撃
　ＩｏＴ機器が、ゾンビとなった
　開発者「アンナ先輩」
　サイバー攻撃の現場へ
　スマートフォン14万台を踏み台に
　１００万人以上に被害
　改造型Miraiの猛威
　サイバー攻撃に国境はない
　犯人逮捕
第３章　ダークウェブに潜む攻撃者を追え
　「闇のインターネット」の有名人
　転売されていたアメリカ政府の情報
　「99％」の高い評価
　サーフェスウェブとダークウェブ
　何でも手に入る「闇のデパート」
　１日25ドルでDDoS攻撃
　アクセスしただけで目を付けられる
　閉ざされた空間、ディープウェブ
　ダークウェブの住人に接触
　ハッカーは学生？
　ダークウェブの次の「標的」
第４章　命まで狙われる──ひとりでに動き出す医療機器
　「ハッカーの祭典」に潜入
　寄ってたかってハッキング
　急成長する医療分野のＩｏＴ
　医療機器もアップデートが必要
　医師は語る、「リスクよりもメリットが大きい」
　患者の選択
　インターネット上にさらされた「無防備な病院」
　医療機器乗っ取りの瞬間
　自動車のハッキングも可能
　ＦＢＩの懸念
　「スマートトイ」が子どもたちを襲う
第５章　サイバーテロから暮らしを守る
　社会に広がるＩｏＴとサイバー攻撃
　疑われる国家的組織の関与
　ＩＴ先進国・フィンランドも襲われた
　ユーザーのセキュリティ教育が重要
　「正しい道」を歩むフィンランド
　見えにくい日本の被害実態
　ダムの水位も丸裸だった
　狙われていたロンドン五輪開会式
　東京五輪で何が起こるか
　セーフティからセキュリティへ
　セキュリティは〝コスト〟ではなく〝投資〟
　実戦さながらの訓練
　一社だけでは守りきれない
　世界で協力して対策を
　Mirai撃退の秘策
　ハッカーとハンダゴテ
　ピンチをチャンスに変えろ
おわりに