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スーパーハイビジョン技術

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電子版

スーパーハイビジョン技術

[著] 日本放送協会 放送技術研究所

配信開始 2021年08月04日

電子書籍

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商品紹介

NHKによるスーパーハイビジョン(4K8K)の技術研究・開発をまとめた一冊。

本書はスーパーハイビジョンを提案し,研究開発を推進してきたNHK の幅広い研究開発成果、さらには応用開発をわかりやすくまとめた1冊。各章の執筆には,NHK 放送技術研究所の研究者と放送現場や応用技術の展開に活躍する第一線の技術者が携わっており,最新の技術を盛り込んだ内容となっている。関連分野の技術者や将来を担う学生の方々,ならびにスーパーハイビジョンに関心を持つすべての皆様にお読みいただき、理解を深めていただく一助となれば幸いである

放送通信が融合する時代を迎えた今,放送サービスの枠を超えてさまざまな分野でスーパーハイビジョン技術の活用が進みつつある。テレビ放送の臨場感をより高めるための取り組みは,実験用機器の試作に始まり,視覚・聴覚・心理などの認知科学的な基礎研究や放送用のシステムの開発,国際的な標準化,数多くのパブリックビューイングにおける検証まで広範にわたる。
衛星放送の開始とともに,多くの機材・設備が市場展開されるようになった今もなお,さらなる普及に向け,家庭用受信機や放送システムの性能向上などの努力が継続されている。
スーパーハイビジョンは,放送サービスにとどまらず,インターネットを活用した映像配信やケーブルテレビ,Blu-ray Disc などのパッケージメディアを通じ,映画や演劇・音楽・スポーツのライブ配信に代表されるエンターテインメント,美術・芸術,教育,医療など,多方面の分野での応用展開が期待されている。

目次

1 開発経緯
2 今後の発展
■ 1 章 スーパーハイビジョンの規格
 1.1 映像フォーマット
  1.1.1 空間解像度
  1.1.2 時間解像度
  1.1.3 表色系
  1.1.4 伝達関数
 1.2 番組制作・交換フォーマットの規格
  1.2.1 ITU-R における標準化
  1.2.2 映像パラメーター
 1.3 運用基準
  1.3.1 広色域ディスプレーの色域包含率
  1.3.2 HDR 基準レベル
 1.4 方式変換技術
  1.4.1 ハイビジョン色域から広色域への変換
  1.4.2 広色域からハイビジョン色域への変換
  1.4.3 HDR とSDR 間の変換
  1.4.4 HDR 方式間の変換
 1.5 音声フォーマット
  1.5.1 3 次元マルチチャンネル音響システム
  1.5.2 8K スーパーハイビジョン音響の要求条件
  1.5.3 22.2ch 音響のチャンネル配置
 1.6 インターフェース
  1.6.1 3G-SDI および12G-SDI
  1.6.2 U-SDI
  1.6.3 タイムコード
  1.6.4 MADI

■ 2 章 撮像技術
 2.1 撮像素子
  2.1.1 CCD 撮像素子とCMOS 撮像素子
  2.1.2 8K 用撮像素子の要件
  2.1.3 8K 用撮像素子の要素技術
  2.1.4 8K カメラ用撮像素子
 2.2 カメラ
  2.2.1 カメラの設計要件
  2.2.2 カメラの性能・特性
  2.2.3 機器構成
  2.2.4 特殊カメラ

■ 3 章 音響技術
 3.1 22.2 マルチチャンネル音響方式
  3.1.1 チャンネル数とスピーカー配置
  3.1.2 22.2ch 音響の空間印象
 3.2 22.2ch 音響の番組制作技術
  3.2.1 収音技術
  3.2.2 制作機器の開発
  3.2.3 MAスタジオの設計
 3.3 家庭用の音響再生技術
  3.3.1 心理音響に基づく方式
  3.3.2 音場を合成する方式
  3.3.3 頭部伝達関数による方式

■ 4 章 符号化・伝送技術
 4.1 映像符号化
  4.1.1 映像符号化の基本技術
  4.1.2 HEVC 符号化
  4.1.3 8K 映像信号の圧縮符号化
  4.1.4 8K/120 Hz 映像の符号化
 4.2 音声符号化
  4.2.1 音声符号化技術と標準化
  4.2.2 新4K8K 衛星放送の音声符号化
  4.2.3 MPEG-4 AAC を用いた22.2ch 音声符号化・復号装置
 4.3 マルチメディア符号化および限定受信方式
  4.3.1 マルチメディア符号化
  4.3.2 字幕・文字スーパー符号化
  4.3.3 限定受信方式
 4.4 多重化技術
  4.4.1 MMT の特徴
  4.4.2 MMT 規格の詳細
  4.4.3 新4K8K 衛星放送のメディアトランスポート方式
 4.5 高度広帯域衛星伝送方式
  4.5.1 伝送方式の概要
  4.5.2 変調方式
  4.5.3 誤り訂正方式
  4.5.4 伝送特性
 4.6 地上放送高度化技術
  4.6.1 伝送方式の概要
  4.6.2 誤り訂正方式
  4.6.3 変調方式
  4.6.4 SDM-MIMO 伝送
 4.7 ケーブルテレビ伝送技術
  4.7.1 ケーブルテレビの複数搬送波伝送方式
  4.7.2 FTTH に適したデジタルベースバンド伝送方式
 4.8 有線素材伝送技術
  4.8.1 非圧縮8K 信号の光伝送
  4.8.2 軽圧縮8K 信号のIP 伝送
  4.8.3 非圧縮8K 分割IP 伝送
 4.9 素材伝送FPU
  4.9.1 準マイクロ波帯移動中継用FPU
  4.9.2 マイクロ波FPU
  4.9.3 ミリ波FPU
  4.9.4 ミリ波ワイヤレスカメラ伝送装置

■ 5 章 ディスプレー技術
 5.1 プラズマディスプレー
  5.1.1 パネル構造と発光原理
  5.1.2 大画面・高精細化と8K PDP の開発
 5.2 液晶ディスプレー
 5.3 有機EL ディスプレー
  5.3.1 有機EL ディスプレーの概要と特徴
  5.3.2 有機EL ディスプレーの構造
  5.3.3 8K 有機EL ディスプレー
  5.3.4 4K フレキシブル有機EL ディスプレー
  5.3.5 フレキシブルディスプレーの普及に向けた研究開発
 5.4 プロジェクター
  5.4.1 デュアルグリーンプロジェクター
  5.4.2 2 重変調型広ダイナミックレンジプロジェクター
  5.4.3 フル解像度プロジェクター
  5.4.4 小型プロジェクター
  5.4.5 フルスペック8K プロジェクター

■ 6 章 制作技術
 6.1 制作システムの概要
 6.2 8K/60 Hz 制作システムの開発
  6.2.1 8K/60 Hz ライブ制作機器
  6.2.2 8K/60 Hz パブリックビューイング
 6.3 8K/120 Hz 制作システムの開発
  6.3.1 8K/120 Hz ライブ制作機器
  6.3.2 8K/120 Hz ポストプロダクション機器
  6.3.3 8K/120 Hz 制作・伝送実験
 6.4 標準動画像

■ 7 章 応用技術
 7.1 8K シアター
  7.1.1 音響透過スクリーン
  7.1.2 8K シアターの構築例
 7.2 8K 医療応用
  7.2.1 8K 単板カラーカメラの開発と医療応用
  7.2.2 8K 内視鏡
  7.2.3 超小型8K カメラの開発とその応用
 7.3 PC をベースとした8K 技術の応用
  7.3.1 8K 映像のインターフェース
  7.3.2 22.2 マルチチャンネル音響のインターフェース
  7.3.3 PC 用の8K アプリケーション
 7.4 8K:VR PROJECT
  7.4.1 8K:VR Theater Aoi -碧- サカナクション
  7.4.2 8K:VR Ride 東京VICTORY
  7.4.3 8K:VR Interactive カナシミの国のアリス
 7.5 5G 応用
  7.5.1 8K 映像のライブストリーミング技術
  7.5.2 5G とCDN による8K 配信システム
  7.5.3 5G 応用の動向
 7.6 未来の放送メディア
  7.6.1 表現空間を拡張するイマーシブメディア
  7.6.2 研究の取り組み
  7.6.3 今後の展望

商品情報

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2021年08月04日
価格
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14D0000300000000000i