『杉田敏の現代ビジネス英語 2025年春・夏号』の全ての音声(4Lesson分のVignetteとWords & Phrases。音声ダウンロードで聴けるものと同じ音声)が無料で聴けるようになりました(期間限定)。1Lessonが聞ける期間は1か月。「毎日規則正しく学習したい」「放送を聴くように受講したい」という方にお勧めです。「英文と訳を見ながら学習したい」という方は、別途ムックをご購入ください。
A&Aは勤務中の仮眠を奨励するために、新しい改良型の仮眠ポッドを導入しました。短時間の睡眠をとることによって、精神機能や記憶力がよくなり、さらには頭のさえや注意力、反応時間を向上させることができます。仮眠によって問題解決能力が高まり、ストレスが軽減するようです。
60歳以上の人は、長めの仮眠が原因で、心臓血管系の病気になるリスクが高まる可能性があります。高齢者の場合、仮眠の時間が1日に1時間を超えると、血圧の上昇、高血糖、腰回りの体脂肪過多の発生率が高くなるのです。その一方で、短い仮眠をとると、ゴルフのスイングや楽器の演奏などの、新しい運動技能を身につける力が向上するということさえあるかもしれません。
時々物忘れをするのは、年をとれば当たり前のことです。そもそも、年齢に関係なく、だれでも物忘れをします。でも、もし運転したり、電話を使ったり、帰宅路を認識したりといった、日々のやるべきことに記憶障害が影響を及ぼし始めると、もっと深刻な事態になりかねません。その場合は医師に相談するのがいいでしょう。
井出恭平の叔父は70代の初めですが、MCI( 軽度認知障害)の症状があります。MCIはアルツハイマー型認知症の初期症状かもしれませんが、その症状がある人が全員、アルツハイマー型認知症になるわけではありません。認知症の人は、言語能力、視覚認知、または注意力にも問題があるかもしれません。性格の変化を経験する人たちもいます。ことは、ホテルのセールスポイントだけではありません。スリープツーリズムの世界市場の規模は約6,400億ドルと言われています。
健康を維持し、記憶力や精神力の変化に、よりうまく対処しやすくなるかもしれない、さまざまな方法があります。脳に記憶させたい情報は、書き留めるべきです。手書きでメモを取るほうが、情報を記憶にとどめやすくなる傾向があります。もう1つの秘訣は、忘れたくない物を、見落とすはずがない場所に置くことです。
ジェーン・ローゼンバーグが職場に復帰してきました。新型コロナウイルス感染症との2度目の闘いは、前回よりもずっと大変だったようです。検査結果は陰性でしたが、まだ闘いは終わっていません。今でも疲労の波があるし、頭が少しぼうっとすることが時々あるので、集中するのが大変だ、と言っています。
ローゼンバーグは2度目のコロナにかかった時、最初は強い疲労感や、息切れ、しつこい咳に悩まされていて、寝室からキッチンまで歩くといった簡単なことでさえも、山登りをしているような感じでした。そんな中で、コンフォートフードは回復に欠かせないものになったのですが、定番はチキンヌードルスープだったそうです。それはユダヤ人の家庭には欠かせないものなのです。
コンフォートフードを食べることは、心を落ち着かせて気分を高める魔法の方法です。人は寂しい時やストレスを感じている時には、温かさの感覚や安心感を取り戻すために、そうした食事をしようとします。多くのアメリカ人にとって、ピザはパンデミックの間の完璧な選択肢でした。
アメリカ人にいちばん愛されているコンフォートフードと言えば、チキンヌードルスープやピザといった定番のもののほかに、チョコレートや、グリルドチーズサンドイッチ、アイスクリームがトップグループに入っているでしょう。特にチョコレートには、気分を高めて緊張を和らげる効果があります。でも究極のコンフォートフードは、感謝祭のごちそうです。
井出恭平にとってのコンフォートフードは「卵かけご飯」です。サルモネラ菌が混入していない卵を使います。ローゼンバーグは、チキンヌードルスープに味噌を時々入れるそうです。味噌などの発酵食品にはプロバイオティクスが含まれているので、消化や免疫、さらには心臓の健康にまで役立つかもしれません。