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アン・ブラウンは人脈作りのための交流会で、「データニンジャ」という肩書の人に会いました。「ニンジャ」は、2000年代の初めに、一部のテック系スタートアップ企業が使い始めたものです。1世代前には存在すらしなかった仕事に就いているアメリカ人が、今では増えています。その肩書の多くは、必ずしも一目瞭然ではありません。
20年後には、職場はほとんど別物になっているかもしれません。AIはすでに、法律、金融、マーケティングなどの分野で、かつては、大学を卒業したばかりの人たちが担当していた仕事をしています。これからのテクノロジー主導の経済では、実務経験がGPAよりもさらに重要かもしれません。競争は激しくなるでしょう。
井出恭平のいとこの南美は国際関係の仕事に就く予定で、インターンとしてブータンで教育プロジェクトに携わっていました。しかし、進路を変えて、データサイエンスの道に進むことにしたのです。この分野の卒業生は、テック、医療、金融、コンサルティング、さらには政府機関でも採用されています。南美は現在、統計学とデータストーリーテリングを重点的に勉強しているようです。
アメリカの留学生の数が減っているようです。主な理由として、アメリカの授業料が世界で最も高い水準にあることが指摘されています。さらに、ビザ政策の厳格化と手続きの遅れによっても、出願をためらう人たちがいます。最近はアメリカの政治で使われることばも、以前ほどは歓迎的でなくなっていると、外国からは受け止められています。
教育は長い間、アメリカにとっていちばん効果的なソフトパワーの手段の1つでした。アメリカで学ぶことを選ぶ学生が減れば、長期的なパートナーシップも、将来の友好関係も弱まるということです。さらに、AIなどの先端技術での競争力を失うリスクがあります。そうなれば、科学の進歩が鈍化し、国際競争力が低下するでしょう。
最近、人事関連のバズワードが、ソーシャルメディアのあちこちに出てきています。人々はこれまで以上にソーシャルメディアを活用して、仕事に関する経験や気持ちを共有しているのです。企業としては、そういったノイズに込められているシグナルを読み取る必要があります。人々は、本当は何を伝えようとしているのでしょうか。
人々はハッスル文化から距離を置きつつあり、目立つためだけに期待以上に頑張る必要性をもう感じていません。その一方で、「静かな解雇」ということばも耳にしています。ソーシャルメディアに、仕事量、柔軟性、信頼など、同じことばが何度も登場する理由は、そういったことばが現実の緊張関係に触れているからだ、とアンディ・ジュラセックは言っています。
人事用語の多くは、いくつかの本質的な問いを中心に展開しているようです。自分はどれくらい一生懸命に働くべきか、自分は雇用主を信頼できるか、自分はどんなキャリアを本当は望んでいるか、といった問いです。こういうことばの大多数はネガティブに聞こえますが、過剰に反応せずに慎重に読み解くことが必要なのでしょう。
このようなバズワードに関連して、企業がいくつかの「楽しい」系の福利厚生を縮小し始めていることに気がついた、とアン・ブラウンは言っています。起こりうる景気後退に備えて、こうした福利厚生が減らされている感じがする、と。福利厚生は景気とともに増減しやすいのです。それを表す「パークセッション」ということばまであります。
A&Aは「働きやすい会社」ランキングの上位にいつも入っていますが、ソーシャルメディアをモニタリングする時は、自社の評判に細心の注意を払う必要があります。ネット上には皮肉な声が絶えずあるものです。でも、それらの声を、フィルターを通していないフィードバックとして受け止めるべきかもしれません。