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教えるな!

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NHK出版新書 351

教えるな! できる子に育てる5つの極意

[著] 戸田忠雄

発売日 2011年06月10日

新書

品切れ

定価 858円(本体780円)

送料 110円

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商品紹介

押し付けや過干渉は、才能をつぶす

自ら学ぶ意欲を持つまで「教えない」、競わせ鍛え「甘やかさない」、くだらない規則で「管理しない」、どんなことがあっても「見捨てない」、学校・家庭・地域のつながりを「断ち切らない」。教職50年のプロが、豊富な事例や具体的な学習法をまじえ、無限の可能性を引き出す極意を紹介。

 本書は、教職50年のベテラン先生が、「教える」ことの本質を惜しみなく披露した1冊です。
 「教える」ことの極意なのに、なぜ「教えるな!」なのか。教師にしろ親にしろ、人を育てる立場にある人はとかく教えたがりで、つい手を出し口を出し、せっかく出た芽を水のやりすぎで枯らしてしまうようなところがある。だから、子どもが教えてほしくてムズムズするくらいまで我慢して教えてはいけない。
 うーん、ごもっともですが、ニコニコと見守っているだけで自分から机に向かってくれれば、ストレスもたまりません。だけど実際の子どもって、ガミガミいわないと勉強しない生き物でしょう?
   ……というような何百、何千の親の悩みを聞き続けてきたであろう戸田先生からは、「それはね」と、淀みなく確信にみちた答えが返ってきます。「みるみる子どもが変わる魔法の言葉!」などという都合のいいものはありませんが、その分、信用できます。
 さて、本書で想定している「できる子」とは、難関校に受かることをゴールにしているわけではありません。勉強だけできても幸せにはなれないということがハッキリ分かってしまった時代、社会に出たあともしっかりと自分の足で立てるだけの基礎体力がある子、ということです。
 難関校に受かっても、燃え尽きてしまったり、学校に行かなくなってしまう子も多いと聞きます。そうならないで伸び続ける子は、目標(生きがい)を持ち、自己管理ができ、暗記でなく論理的に考えるクセがついていて、本をよく読み、選択と集中のやり方がわかっている子だそうです。ぎゃくに、そのうちいくつかが身についていれば、難関校に入れなくても、社会に出てそこそこ真っ当に生きていけそうです。
 ただ、自ら学び考えようとする姿勢は、残念ながら親の努力だけでは身につかないようです。なぜなら、日本の義務教育を受けていれば、程度の差こそあれ必ず学校独特の文化に染まって育ってゆくからです(親自身もそうです)。多くの人は、子どもをずっと自分の気に入った方針の私立学校に通わせるというわけにはいかないでしょうから、ちょっと面倒で遠回りなように感じても、学校の先生と目的を共有して学校の質をよくしていくのが、たぶん最も効率的なはずなのです。著者の「教師の目と学習者の目が交差する点を探す工夫をした」という巻頭言には、そうした想いが込められています。
(NHK出版 福田直子)

目次

第1章 教えるな! 学ぶ意欲・考える力を引き出す
第2章 甘やかすな! 競わせ鍛え、社会デビューに備える
第3章 押しつけるな! 独立自尊の精神を育てる
第4章 見捨てるな! 子どものこころと命を守る
第5章 断ち切るな! 学校、家庭、地域に広がる、つながる

商品情報

発売日
2011年06月10日
価格
定価:858円(本体780円)
判型
新書判
ページ数
256ページ
商品コード
0088351
Cコード
C0237(教育)
ISBN
978-4-14-088351-8