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なぜ日本経済が21世紀をリードするのか

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NHK出版新書 371

なぜ日本経済が21世紀をリードするのか ポスト「資本主義」世界の構図

[著] 徳川家広

発売日 2012年02月10日

新書

品切れ

定価 858円(本体780円)

送料 110円

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商品紹介

資本主義の正体を知れば、自ずと解が見える

アメリカやEUによる覇権が終焉を迎える中、台頭するBRICs諸国を押さえて、日本は経済大国として蘇ることができるのか。自由主義思想に内在する根源的な欠陥を指摘しつつ、混迷する世界経済の着地点を、資本主義の本質とその変遷から読み解き、英米主導の金融資本主義経済が抱える問題に迫る。

 この本を手に取られた方は「タイトルがあまりにも楽天的すぎるのではないか」という懸念を抱かれるかもしれません。デフレ、円高の止まる気配もなく、国内の政治も経済も先行き不透明ななか、いったい日本が混迷する世界経済を勝ち抜くことはできるのだろうか――
 問題は、日本経済そのものではなく、世界経済のあり方の変化にある、と著者は主張します。世界経済をこれまで支えてきた資本主義が抱える「根本的な病理」を、資本主義がいかに成立してきたかという歴史をひもとくことで明らかにする、これこそが本書の狙いなのです。産業革命によって労働の価値がいかに変化したのか、自由主義思想の影響のもと資本主義がどのように変質してきたのか、歴史的な流れを把握した上で現在の危機を見つめ直すと、今後の方向性が必ず見えてくるはずです。広い視野から東西の経済史を見つめ直す、明快で歯切れのよい著者の論説をお楽しみいただけましたら幸いです。

 ちなみに、名前からもおわかりの通り、著者は徳川宗家のご子孫。徳川氏が2008年に翻訳した『中国 危うい超大国』の著者スーザン・シャーク氏は「日本人の知人に翻訳者の写真を見せると、誰もが『そっくり!』って笑うのよね」と不思議がっていましたが、著者写真をご覧いただくと、だれに「そっくり」なのか、納得いただけるかと思います。
(NHK出版 松原あやか)

目次

第1章 資本主義の正体は何なのか――産業革命と労働価値の変化
第2章 資本主義の不安定さは何に起因するのか――通貨の本質
第3章 資本主義の病理はいかに蔓延したか――自由主義経済の発展と大不況
第4章 なぜ新自由主義は危機を引き起したのか――修正資本主義の限界と世界金融危機
第5章 日本経済の基盤にあるものとは何か――江戸幕府の経済統治からオイル・ショックまで
第6章 資本主義は永遠なのか――ポスト資本主義の世界経済と日本

商品情報

発売日
2012年02月10日
価格
定価:858円(本体780円)
判型
新書判
ページ数
248ページ
商品コード
0088371
Cコード
C0233(経済・財政・統計)
ISBN
978-4-14-088371-6