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貨幣という謎

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NHK出版新書 435

貨幣という謎 金(きん)と日銀券とビットコイン

[著] 西部忠

発売日 2014年05月10日

新書

品切れ

定価 858円(本体780円)

送料 110円

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商品紹介

人間の幻想と欲望が、貨幣を生み出し消滅させる

金(きん)と一万円札と電子マネーはいったいどこが違うのか? ビットコインなどの続々と登場する「仮想通貨」は国家通貨を脅かすものなのか?バブルやハイパーインフレはお金につきまとう必然なのか? ハイエク、ケインズなどの論を踏まえつつ、貨幣が持つ不思議な原理と予期しない振る舞い、市場や国家との関係、貨幣と資本主義の未来までを徹底的に論じる、圧倒的な貨幣論!

 現代においてお金は、空気や水と同じように必要不可欠なものです。しかし私たちはお金のことを本当にわかっているでしょうか。「一万円札の原価は約20円と言われるが、なぜそれが一万円の価値を持つのか?」「金(きん)と一万円札と電子マネーは貨幣としてどう違うのか?」「現実の市場で“値段”はどう決まるのか?」 「そもそも、どんな原理で貨幣は生まれ、消えるのか?」「なぜ人間のお金への欲望は果てしないのか?」これらの疑問に対して明確に答えることは、経済の専門家でも決して簡単ではありません。
 また、日頃ニュースを見ているだけでも、お金にまつわる疑問が次々と頭に浮かんできます。「お金を増やし続けるアベノミクスは本当に大丈夫なのか?」「暗号通貨ビットコインはどういう仕組みなのか?」「電子マネーが氾濫すると円やドルなどの国家通貨はどうなるのか?」「マネーゲームとなった資本主義は今度どうなってしまうのか?」本書は、こういった貨幣にまつわる様々な謎について答えていく内容です。
 お金について知ることは、複雑な現代経済を理解するうえでもたいへんに有効です。専門用語や難しい数式で埋められた参考書は、経済を生業する人たちには役立つかもしれませんが、お金の本質や不思議さについては書かれていません。また経済学自体が細分化されていますから、現実の経済を大づかみで理解するためには、私たちにとって最も身近な存在であるお金についてより深く知ることが最も近道なのです。
 貨幣論というと、抽象的でむずかしいという印象を持たれる方も多いかもしれませんが、本書では、歴史的なエピソードや寓話、お金にまつわる最新トピックも盛り込まれているので、楽しみながら読み進めてください。
(NHK出版 伊藤周一朗)

目次

序  章 貨幣という謎――貨幣がわかれば経済がわかる
第一章 お金は「もの」なのか「こと」なのか――貨幣と市場を再考する
第二章 「観念の自己実現」としての貨幣――日銀券とビットコインは何が違うのか第三章 貨幣につきまとう病――バブルとお金の関係
第四章 なぜ資本主義は不安定になるのか――ハイパーインフレと投機を考える
終  章 資本主義の危機と貨幣の「質」――どのお金が選ばれ、生き残るのか

商品情報

発売日
2014年05月10日
価格
定価:858円(本体780円)
判型
新書判
ページ数
256ページ
商品コード
0088435
Cコード
C0233(経済・財政・統計)
ISBN
978-4-14-088435-5