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媚びない力

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NHK出版新書 443

媚びない力

[著] 杉良太郎

発売日 2014年09月11日

新書

品切れ

定価 814円(本体740円)

送料 110円

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商品紹介

これが「成熟の極意」だ! はじめて明かす50年間の軌跡

媚を売ることを嫌い、一途一心の気構えで芸を磨いてきた杉良太郎。下積み時代の屈辱の体験、芸能界の荒波を乗り切る知恵と工夫、芸の先達から政治家まで錚々たる戦後名士たちの素顔、時に「売名」と揶揄された福祉活動の真実……デビューからの50年間が大胆に記される。人生を輝かせる術から成熟の極意まで、凡百の人生指南本を超えて胸を打つ50年間の軌跡。

 本年、芸能界デビュー50年目を迎える杉良太郎。「流し目の杉様」として人気を博し、民間外交から慈善活動までの社会貢献でも著名。しかし彼は、「流し目」どころか媚を売ることを嫌い、一途一心の気構えで芸を磨いてきた。本書ではそんな彼が50年を期に、自らの歩みを包み隠さずに記していく。ときに非常識と言われるほどの情熱をもって生きてきた、何千回とインタビューを受けても伝えきれなかったという信念が開陳される。70歳にしてはじめて明かす、成熟にいたる極意だ。
 ポイントは四つ。一つに、彼はいかに芸道を突き進み、芸能界の荒波をくぐってきたのか。月に13本もの時代劇を撮っていたときの立ち回りの工夫。本身の刀の感覚をつかむため毎晩、真剣をかき抱いて寝たという情熱。舞台で切腹シーンを演じるときは「今日が俺の命日だ」と楽屋を後にしたという覚悟。水谷八重子、守田勘弥といった芸の先達の素顔も記される。
 二つは、「人付き合いの極意」。お互い「金さん、角さん」と呼び合っていた田中角栄から福田赳夫、竹下登、大物総会屋と言われた上森子鉄まで、錚々たる戦後名士たちとの付き合いから彼は何を汲み取ったのか。
 三つめは、若いときから取り組んでいる社会貢献活動の真実。たとえば、中国からのレアアース輸入が途絶えたことをうけ、民主党政権の特命によりベトナムで輸入交渉にあたったときのエピソード。「遠山の金さん」仕込みの名セリフをきめ、交渉成立に導いたという。このような活動はときに「売名」と揶揄されるが、その動機を彼は「妄想」と表現する。こうすれば社会が良くなると「妄想」するあげく、気づいたら行動を起こしているという本音が記される。最後は政治経済・文化評。真の国益を考えず数の論理が横行する政治の堕落、ベトナムやミャンマーの経済的可能性を読めなかった日本企業の先見性のなさ、右へならえでバッシングを続けるマスコミの無定見……金さんばりの「日本へのお裁き」が繰り広げられる。
 「非常識と言われるほど一途にならなければ、人は感動させられない」と言う杉良太郎。人生を輝かせる術から幕の引き方まで、その50年間が大胆に記された本書は、凡百の人生指南本を超えて人の胸を打つ。
(NHK出版 大場旦)

目次

第一章 ワンカットに命をかけてきた
第二章 「舞台役者・杉良太郎」の誕生
第三章 芸の常識は世間の非常識
第四章 本気で人と付き合う
第五章 すべては妄想からはじまる
第六章 日本へのお裁き
第七章 「杉良太郎」のままで死にたい

商品情報

発売日
2014年09月11日
価格
定価:814円(本体740円)
判型
新書判
ページ数
224ページ
商品コード
0088443
Cコード
C0295(日本文学評論 随筆 その他)
ISBN
978-4-14-088443-0