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政治家の見極め方
オーラル・ヒストリーから「時事放談」の司会まで、さまざまな形の政治家ウォッチングから見えてくる彼らの素顔と本音とは? 政治家の器とは何かといった本質的な問いから、彼らの不可解な振る舞いの解釈まで、一番知りたいことに明快に答えます!18歳選挙権や2016年参院選など喫緊のテーマも織り込み、政治としっかり向き合う術を説く新感覚の入門書。
安保法制以降、人々の政治に対する意識が変わりました。2016年夏の参院選もひかえ、まっとうな政治家を見極めることの重要性が増しているようです。本書はオーラル・ヒストリーからテレビの時事放談の司会まで、さまざまな形で政治家と直に相対してきた著者の経験をもとに、具体的なエピソードをちりばめながら、政治家の生態観察を通じて政治の本質を知り、政治との距離を縮めるための入門書です。政治家の器とは何かといった本質的な問いから、政治家たちの不可解な振る舞いの解釈まで、さまざまな疑問に答えていくことで、政治を手元に引き寄せることがねらい。
本来は真剣な政策討論の場であったはずの国会は、いまや各党の宣伝ショー。なぜ、何をきっかけにこうなったのか? 「国会」「解散権」「選挙」「派閥」など基本的な概念の変化と、その裏にある政治家たちの思惑を解説したうえで、「なぜ安倍政権の支持率は落ちないのか?」「今年の参院選で政治はどう変わるのか?」といった喫緊の問いに答えます。
そして本書の白眉は、過去から現在までの政治家の生態、彼らの素顔とホンネに迫ること。「なぜ昔の政治家には奥行きがあったのか?」「なぜ政治家は上座と下座にこだわるのか?」「なぜ政治家はケータイにすぐ出るのか?」といった疑問に答えることで、彼らがより身近に感じられることでしょう。
歴史的文脈もふまえつつ、政治家ひいては政治としっかり向き合う術を説く新感覚の政治入門です。(NHK出版 大場 旦)