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子どもの英語にどう向き合うか

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NHK出版新書 562

子どもの英語にどう向き合うか

[著] 鳥飼 玖美子

発売日 2018年09月11日

新書

在庫あり

定価 902円(本体820円)

送料 110円

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商品紹介

小学校英語「教科化」で、親が考えるべきこととは──

英語塾に焦って行かせなくても、大丈夫!
母語を育てることが、将来、使える英語につながります。

2020年、小学校英語が大きく変わる。「教科化」され成績が付くことで、教師の負担も増え、苦手意識を覚える児童の増加も懸念されている。その時、親はどう子どもを支えていけばよいのか──。子どもを取り巻く英語教育の問題点を、言語、英語教育史、発達心理学など様々な視点で考察しながら、未来へつながる英語力を育てるための心得を説く。

目次

序 親の役割
 「お子さま英語」から「大人の英語」へ
 「ハット」事件
 英語の発音指導
 コミュニケーションの根っことなるもの

第一章 子どもと言語
 1 母語と外国語──日本語と英語
  言語力の土台/考える力はことばで身につく
  「日常会話」と「学習言語」/「バイリンガルになれなかった」帰国生
  「英語がペラペラ」とはどういうこと?
 2 言語能力向上の基礎
  AIに負けない「読む力」/中学校の教科書を正確に読めるか
  意欲って、何?/動機づけ(モティベーション)とは何か
  原動力は具体的な目標/自分で考える力
  外国語学習と自律性/自分を信じる力はどう作られるか
  子どもを伸ばす「褒め言葉」

第二章 英語教育史から探る
 1 英語学習の始まり
  きっかけは英国船襲来/オランダ通詞の奮闘記
  オランダ語なまりの手引書『諳厄利亜興学小筌』/ネイティブ・スピーカーがやってきた!
  貪欲な通詞たち/黒船来航、学習の成果は……?
  ジョン万次郎の「英語漬け」生活/「読む」「書く」は英語力のかなめ
 2 近代化に揺れた英語
  明治初期のイマージョン教育/庶民に広がる英語フィーバー
  福沢諭吉の英語ショック/民衆を啓蒙した翻訳文化
  明治政府の極端な方針転換/明治にもあった小学校教育
  英語教育は抑制から廃止論へ/漱石の英語教育論
 3 “敵性語”の時代
  戦争中、英語は御法度だった?/謎を解くキーワード
  削減される英語の授業時間/みんな『クラウン』を読んでいた
  戦時中の英語教科書/ESPに特化した職業系学校の英語
  戦況に揺れる英語教科書の内容/戦時下に見る英語教師たちの熱意
 4 “使える英語”を求めて
  戦後日本の英語ブーム/コミュニケーション重視の教育へ
  「英語が使える日本人」育成計画/学校英語にどこまで求めるか

第三章 二〇二〇年からの小学校英語
 1 学習指導要領が定める英語教育
  「学習指導要領」に見る小学校英語/これからの時代に求められる資質・能力
  小学校の英語はどうなるの?/「英語活動」と「教科」の違い
  ことばの「素地」を養う/英語の「基礎」を学ぶ
  中学校の学習指導要領との比較/盛り込みすぎの指導内容
  中学校との違いを鮮明に/単語は暗記しない
  国語教育との連携/これからの教員養成をどうするか
  研修方法への疑問
 2 小学校で使われる英語の教材
  「外国語活動」としての英語/ジェスチャーと文化
  「教科」としての英語/絵本の読み聞かせ
  小学六年生のWe Can! /スモール・トーク
  実際に登場する英語/「海に行った」の英文表現からわかること
 3 発達心理学が教えてくれること
  英語塾に通わせると英語力がつくか/幼児期のしつけと学力──PISA調査から
  追跡調査で判明したこと/大学入試にも有効な「共有型しつけ」
  子どもの「遊び」は「学び」/ノーベル賞受賞者からのことば
  親の目指すべき姿とは

終章 未来を生きる子どもたちと英語
 1 子どもと英語をどう考えるか
  英語一色の日本社会の中で/ことばを学ぶということ
  「バイリンガル」という存在/バイリンガル幻想
 2 未来へつながる英語力を育むために
  不確実な時代を生きる/日本独特の「コミュ力」
  コミュニケーションへの意欲/子どもの英語力は「小さな問題」
  英語嫌いにならないために/子育てと英語

あとがき

商品情報

発売日
2018年09月11日
価格
定価:902円(本体820円)
判型
新書判
ページ数
232ページ
商品コード
0088562
Cコード
C0237(教育)
ISBN
978-4-14-088562-8