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世界史を「移民」で読み解く
「人の流れ」がわかれば、世界史が驚くほどよくわかる! 文明の興亡は、人類・民族の大移動がきっかけだった? 大航海時代・産業革命期を制した真の勝者は? ヨーロッパをはじめとする先進国が、難民を排除できないのはなぜ? いま、世界中で議論の的となっている「移民」をキーワードに、経済史研究の俊英が世界史をすっきり明快に読み解く一冊。
第1部 人類・民族の「大移動」とは何だったか
第2部 世界の「交易」はいかに結びついたか
第3部 ヨーロッパ繁栄は「移民」がもたらしたか
戦争や迫害、さらには奴隷になったため、「移民」となることを余儀される人たちは、昔から多かった。彼らは、苦労もあっただろうが、移住した先で自らの持つ技術・文化などを伝え、社会そのものを新たに変貌させることに貢献してきた。世界史とは、こうした「移民」が築き上げてきたものの集積だと言って過言ではあるまい。(中略)本書が、人の移動を通して、長期的な視野で世界史から現在の社会を考えるヒントになれば幸いである。