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プラトン哲学への旅

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NHK出版新書 602

プラトン哲学への旅 エロースとは何者か

[著] 納富 信留

発売日 2019年10月10日

新書

在庫あり

定価 935円(本体850円)

送料 110円

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商品紹介

愛することが哲学だ

えっ!? 紀元前のアテナイでソクラテスと愛について対話する?
当代一のプラトン研究者が、名著『饗宴』を再現して挑む、驚きのギリシア哲学入門書!

本書は、哲学者プラトンの代表作で、古代ギリシア語の散文作品として名高い『饗宴』のなかに、語り手の「私」(「現代からの客人」)が列席し、ソクラテスら演説者たちと「愛(エロース)」をテーマに競演する、類を見ない教養新書である。「哲学(フィロソフィア)」という言葉は「知(ソフィア)」を「愛し求める(フィレイン)」という意味の合成語。哲学=愛であることが、いま明かされる。

―「はじめに」より

本書が取り上げるのは、古代ギリシアの哲学者プラトンの代表作で、古典ギリシア語の散文作品として名高い『饗宴』です。この作品を取り上げることで、三つのテーマが浮かび上がります。
古代ギリシア、哲学、そして、愛です。
……愛するとはどういうことか。誘われ、競いつつ、求める。そのなかで、出会う。そして、乱れる。プラトン哲学への旅は、そうして愛の道を辿ることになるはずです。この旅がどこにつづくのか、それは、体験してはじめて分かることでしょう。

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目次

    まえがき
    ペロポネソス戦争時のギリシア
    プラトン『饗宴』篇の構成
    人物紹介
    関連年表

第一話 誘う──アカデメイアに立つ
    一つの旅
    古代ギリシア
    アカデメイアの杜
    学園訪問
    パピルス巻物

第二話 競う──恋愛とはどんなものか
    朗読会
    声の連鎖
    祝勝宴会
    アリストデモスの誘い
    ソクラテス登場
    愛をめぐる言論
    聖なるエロースと世俗のエロース
    宇宙的エロース

第三話 求める──欲望は満たされるか
    半分になった人間
    主役の演説
    ソクラテスの問答
    エロースは神ではない
    欲望としての愛
    私たちは何者か?

第四話 出会う──美のイデアを目指して
    美の中で出産する
    愛の導き
    美の上昇
    イデアと出会う
    洞窟の中で

第五話 乱れる──愛することが哲学だ
    アルキビアデス乱入
    ソクラテス礼賛
    かけがえのない愛
    饗宴の幕引き

 付録 パロディーの哲学

    あとがき

商品情報

発売日
2019年10月10日
価格
定価:935円(本体850円)
判型
新書判
ページ数
240ページ
商品コード
0088602
Cコード
C0210(哲学)
ISBN
978-4-14-088602-1