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NHK出版新書 610

年金崩壊後を生き抜く「超」現役論  

[著] 野口 悠紀雄

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定価:935円(本体850円)

送料 110円

発売日 2019年12月10日

商品紹介

組織に頼らず、いつまでも働く。そのために何を変えるか?

国や会社は、もう助けてくれない!!
経験・スキル・知識を活かして「人生100年時代」を乗り切る最強の方法を伝授!

健康で長生きできるのは、良いことばかりでもない。何より心配なのが、老後生活資金の不足だ。年金財政は破綻必至。定年延長にも期待できない。唯一の解決策は、自立して働き続けることだ。高齢になっても職を得るには、どうすればよいか? 社会制度は何を変える必要があるか? 誰にも頼れない時代に老後の暮らしを守る方法を提言する。

―編集部より

安易な楽観論に流されることなく、日本経済の真実の姿を明らかにし、社会に警鐘を鳴らし続けてきた著者。今回は老後資金不足問題を取り上げ、「人生100年時代」の残酷な真実を浮き彫りにします。人口減少時代に、日本社会はどのように制度を変えていかなければならないのか? そして、誰にも頼れない時代に、私たちはどうやって自分や家族を守ればよいのか? そろそろ本気で人生設計が気になり出した方、必読の一冊です。

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目次

 はじめに

第1章 老後資金2000万円問題の波紋
 1 老後生活に2000万円必要?
  波紋を呼んだ金融庁の試算/年金だけで老後は送れない?
  所得代替率を引き上げるか、賃金を引き上げるか
  緊急に必要なのは、財政検証での経済想定の見直し

 2 必要額は世帯によって大きく違う
  伝統的社会ではあまり深刻でなかった問題/生活費をコントロールする
  家計保有資産分布に関する統計を見る/定年退職金で大きな差

 3 「老後のための資産運用法」はあるか?
  世の中にうまい話はない/収益率の高い資産は、値下がりの危険も大きい
  株価を予測できれば、それを用いて利益を上げられるか?/専門家による分析なら?
  必勝ファンドが売りに出されることなどありえない

 4 老後資金の評価をアンケートで探る
  人々は金融庁報告書を冷静に受け取っている
  老後資金は十分でないが、金融庁の報告は適切/その他の意見
  人々の考えを踏まえ、本当に議論すべきこと

 5 時限爆弾を抱えるのは、就職氷河期世代だけではない
  就職氷河期世代は、不況の犠牲になった/日本が抱える時限爆弾?
  就職氷河期世代の非正規比率が格別高いわけではない
  就職氷河期世代の所得や出生率が格別低いわけではない
  あらゆる世代が時限爆弾を抱える

第2章 年金70歳支給開始だと3000万円必要
 1 人口高齢化で負担は増えるはず
  負担を1.33倍に、あるいは給付を0.75倍に圧縮する必要がある
  「大幅な負担増は必要ない」という不思議な結論
  なぜ「負担の大幅な引き上げは必要なし」との結論になるのか?
 
 2 財政検証は何を検証しているのか?
  2019年の財政検証は遅れて公表された
  財政検証は何を検証しているのか? その1:所得代替率
  財政検証は何を検証しているのか? その2:財政の長期的健全性
  年金財政は100年間維持できるか?
 
 3 65歳支給が継続できるとするトリック
  トリック1 マクロ経済スライド
  トリック2 実質賃金効果:実質賃金が上昇すると、既裁定年金の実質価値は下落する
  最も重要なトリック:非現実的な経済前提
  高い物価上昇率と実質賃金の伸び:現実離れした経済前提
  積立金の想定運用利回り:高すぎるが影響は少ない
 
 4 年金財政は破綻する可能性が高い
  政策の重要度を定量的に把握する/何もしなければ、年金財政は破綻する
  支給開始年齢の引き上げやマクロ経済スライドの効果
  実質賃金効果は期待できない/収支は悪化する/2040年代に積立金が枯渇する
 
 5 年金支給70歳開始になれば、9割の世帯が対応できない
  マクロ経済スライドの強化や負担増は、政治的に困難
  支給開始年齢引き上げは、政治的にもっとも容易
  支給開始年齢を70歳に引き上げる給付削減効果は大きい
  70歳支給開始になれば9割の人々が老後生活資金を賄えない
  補論1 負担者、受益者の変化と負担、給付の変化
  補論2 項目の伸び率で年金財政をチェックする
  補論3 被保険者数、受給者数の見通しのデータ

第3章 労働力減少を救うのは高齢者
 1 人口高齢化で労働力が激減する
  日本の労働力人口は、2040年までに1300万人減少する
  「2040年までに約2割減」は、ほぼ共通の見通し
  医療・介護従事者が全体の4分の1になる
 
 2 労働力不足を解消するための方策
  女性の労働力率をスウェーデン並みに高められれば、労働力が約1000万人増加
  外国人労働者に依存できるか?
 
 3 高齢者がもっと働く必要がある
  高齢者の労働力率を高める必要/日本の労働力率が低下するのは高齢化のため
 
 4 高齢者の就業条件を改善する
  高齢者の就業状況/「人生100年時代」になった
  高齢者の就業がなぜ顕著に増えないのか?/「働くことが損にならない制度」を作る必要
  制度が「元気な老人」に対応する必要がある

第4章 高齢者が働ける社会制度を
 1 高齢者が働くと、税率50%の税がかかるのと同じ
  高齢者の就業を抑制する在職老齢年金制度/在職老齢年金制度による年金削減額のしくみ
  報酬が増えた場合に、報酬+年金はどうなるか?/働かないほうがトク
  高齢者の低賃金化を招く/在職老齢年金制度で、1兆円程度の支給額が減額されている
  ネガティブな印象操作で、在職老齢年金の見直しを阻止
 
 2 高齢者が働くと、医療費の自己負担で破滅する
  高齢者自己負担率は1割だが、働くと3割になる
  働くと、自己負担限度額が21倍に増える
  高齢者が働くのは、「損する」だけでなく「危険」なこと
  医療保険制度は、高齢者がフリーランサーとして働くことを阻害する
 
 3 高齢者が働くことへの罰則的措置は、介護保険にもある
  所得が多いと自己負担率が3割になる/所得がないと自己負担の限度が低くなる
  なぜ、所得がある者の介護サービス利用を抑制するのか?
  所得ではなく、資産を勘案して自己負担率を決めるべきだ
  福祉社会は資産格差を拡大する

第5章 高齢者はどう働けばよいか
 1 定年延長や政府の就職支援に頼ればよいのか?
  政府は定年延長を目指す/定年延長にはいくつかの問題がある
  政府は就職支援に動き出したが……/研修が必要な対象は、就職氷河期世代だけではない
  正規雇用を増やすのは大変なこと/どれだけの非正規雇用者を正規化できるか?
  組織にとらわれずに働ける方向を目指せ
 
 2 高齢者が働ける分野
  高齢者が就業しうる分野は何か?/高齢者の失業率は低い
 
 3 企業のアウトソーシングによって可能性が広がる
  会社の外でできる労働はアウトソーシングを活用
  日本でなかなか進まない金融関連サービスのアウトソーシング
  高度専門サービスで進むアウトソーシング
 
 4 ITで広がる高齢者の働く分野
  広がるシェアリングエコノミー/シェアリングエコノミーが規制で阻害される
  仮想通貨で少額の送金が容易になれば、働き方が変わる
  少額の送金が可能になれば専門知識をマネタイズできる
  多くの人が老後生活情報を求めている/情報サービスはあるが十分でない
  AIを活用した相談システムを構築できないか?

第6章 高まるフリーランサーの可能性
 1 フリーランサーの時代が来た
  アメリカのフリーランサーは全就業者の3分の1を超える
  フリーランシングは「先祖返り」/ギグワーカーやゴーストワーカー
 
 2 人々はフリーランサーについてどう考えているか?
  「会社がすべて」は大きく変わった/収入の不安定や社会保険に不安
  日本ではまだ広がっていないフリーランシング
 
 3 フリーランサーになるには、早くからの準備が必要
  AIの導入で学び直しが必要になる/早くからフリーランサーの準備を
 
 4 フリーランサーで働ける税制改革を急げ
  フリーランサーになれば、税務申告する必要がある
  経費の積算は精神的負担も伴う/経費実額控除に見る積算の難しさ
  青色申告や法人化をすればどうか/「フリーランサー控除」の新設が考えられる
  消費税の処理と納税も必要になる

第7章 私自身の経験を振り返って思うこと
 1 100年時代用に人生時計を作り替える
  人生時計とは/生きれば生きるほど、長く生きられる/延びた余命をどう使う?

 2 私が歩んできた道
  いつまでも仕事を続けたい/縦社会を横に動く

 3 「食い詰めた者」が未来を拓く
  日本の就業システムは破壊されつつある/ポルトガルは食い詰めて新しい世界を開いた
  アリババのジャック・マーは食い詰めて新しい世界を開いた
  いまがチャンス:必要なのは、国に頼らないこと

 索引

商品情報

発売日
2019年12月10日
価格
定価:935円(本体850円)
判型
新書判
ページ数
240ページ
商品コード
0088610
Cコード
C0233(経済・財政・統計)
ISBN
978-4-14-088610-6

購入のご案内

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年金崩壊後を生き抜く「超」現役論

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