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フランス革命を生きた「テロリスト」
近代テロリズムの起源としてのフランス革命
ジャコバン派の一員としてルイ16世の処刑に賛同し、国王弑逆者となった男。故郷のマンシュ県に派遣され、多くの反革命派を断頭台に送り、恐怖政治の実行者となった男。テルミドールの反動で「テロリスト」として逮捕され、モン・サン・ミシェルの石牢で70年の生涯を終えた男。革命の大儀に殉じたルカルパンティエの一生を辿ることによって、テロリズムの血にまみれたフランス革命の歴史的意味を明らかにし、テロとは何かを改めて問う、フランス革命史の大家の遺作。