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中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ

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電子版

NHK出版新書

中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ

[著] 興梠一郎

配信開始 2013年02月26日

電子書籍

ストアにより価格が異なります

商品紹介

反日デモの真相から、共産党の危機の実態まで

10年に一度の体制移行で新指導部の顔ぶれが決まった中国。かの超大国はこれからどこへ向かうのか? 反日デモやネット世論を仔細に検討すると、格差が極限に達し、怒れる民衆が立ち上がり政治批判を強めていることがわかる。経済成長にもかげりが見られ、党支配は危機的状況にある。豊富な事例やデータをもとに、外務省の分析員をつとめた中国通が巨大国家の素顔に迫る!

 十年に一度の体制移行で「習近平体制」がスタートした中国ですが、これから共産党はどう舵を切るのでしょうか? とりわけ日中関係は改善するのか否か――。
 それを予測する上でカギになるのが、「民意」であると著者は述べます。なぜなら中国には5億人を超えるネットユーザーがおり、ネット上の自由な書き込みや、ネットを介した民衆の横のつながりは、共産党政権の支配を脅かすほどに存在感を増してきたのです。ネットが発信元となり規模が巨大化し、当局すらも手を焼いたデモや暴動は枚挙にいとまがありません。
 本書ではこうした“目覚めた民衆”による大きなうねりを、豊富な事例やデータを織り交ぜながら紹介します。それとともに、民意を力で捻じ伏せる共産党の支配が危機的状況にあることを浮き彫りにしていきます。土地バブルに依拠した高度経済成長が減速しつつあり、“超”格差社会が限界に達した中国では、民衆の不満が鬱積し、いつ体制転覆が起きてもおかしくない状態なのです。
 そうした中、習近平は民意に寄り添った改革を進めるのか、それとも民意を無視した独裁政権を築くのか、そしてそれはどんな未来を描くのか。また、尖閣問題への解決にはどんな道筋があるのか。これらの難問に本書は解を示してくれています。
 中国はいまや日本の貿易相手国として、輸出・輸入ともにナンバー・ワンで、その動向はわが国にダイレクトに影響してきます。好き嫌いに関係なく、中国には向かい合っていかなくてはならない時代なのです。現代中国の今をリアルに知る一書としてお読みいただければ幸いです。
(NHK出版 加納展子)

目次

第一章 反日デモの真相?“超”格差社会のひずみ
第二章 高度成長のアキレス腱?深刻な土地問題
第三章 目覚めた民衆?ネット世論の台頭
第四章 揺らぐ一党独裁?習近平体制のゆくえ
第五章 日中関係の改善に向けて?戦略的互恵関係の構築

商品情報

配信開始
2013年02月26日
価格
ストアによって異なります
データ形式
epub/xmdf
JP-eコード
1408839700000000000v