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超入門・グローバル経済―「地球経済」解体新書

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電子版

NHK出版新書

超入門・グローバル経済―「地球経済」解体新書

[著] 浜矩子

配信開始 2013年03月29日

電子書籍

ストアにより価格が異なります

商品紹介

人気エコノミストによる初の入門書

全世界を襲ったリーマン・ショック、止まらない円高、連鎖する欧州危機……。混迷を深めるグローバル経済はこれからどうなっていくのか? その深層を読み解くために、人気エコノミストが「市場」「通貨」「金融」「通商」「政策」の5つの視点に分けて根源的に解きほぐす。知的興奮にみちた入門書の誕生!

 浜矩子さんといえば、“お浜節”とでも言うべき見事な語り口で、数多くのベストセラーを著してきた人気エコノミストです。複雑怪奇な経済を人間ドラマとして描き出すその筆力は、凡百の作家では太刀打ちできないでしょう。
 本書は、その浜先生が満を持して手がけた「グローバル経済」の入門書です。もちろん、ただのお堅い入門書ではありません。ややもすれば独り歩きしてしまう「グローバル経済」という言葉を、杉田玄白よろしく「解体」してしまおうというのです。
 ややこしいグローバル経済を腑分けして取り出したのが、本書の目次にもなっている「市場」「通貨」「金融」「通商」「政策」の5つです。これらを「そもそも」から解きほぐしていくわけですが、これが実にわかりやすい。「通貨が血液ならば、金融は血脈の役割」「政策は救命救急装置」など、思わずひざを打ちたくなるような一節も披露してくれます。
 編集担当者として、コンパクトながら充実した「解体新書」になったと自負しています。経済情勢が気になる高校生から、経済ネタに苦手意識のある社会人まで、幅広い層にお勧めできる「超入門」の一冊。ぜひともお目通しください。
(NHK出版 粕谷昭大)

 経済をめぐる言葉は専門的であるうえに、いろんな人がまったく逆のことを言って論争をしたり、煽ったりしますよね。「グローバル経済」という言葉も、自明のように使われながらその実像がよくわからないもののひとつ。でも、それがわれわれの生活に大きな影響を与えるということだけはわかる。正体不明の「怪物」を自分なりに検分するためには、最低限の装備、つまり基礎的な経済リテラシーを身につけておかないと呑み込まれてしまいます。
 2時間くらいで全貌がつかめるように、でも表層的でなく本質から、難解な言葉や数式を使わず、できれば飽きさせないように面白く手ほどきしてくれる手練のエコノミストはいないかな……。
 そんな不敵なお願いを聞いてくださったのが著者の浜矩子さんです。浜さんはいつもおっしゃいます。「難しい、わからない、つまらないと思われがちな経済は、考えたり遊んだりするのと同様、人間固有の営みである。それがつまらないはずがない」と。そんな浜さんの筆にかかれば、すました経済用語も人間臭い様相を現してきます。まさに快調、“お浜節”!
 例えば「市場」。これを「いちば」と読むか「しじょう」と読むか、はたまた「マーケット」? というように、経済用語の根源的な概念を、私たちがもつ直感的なイメージや生活との関わりから考察していきます。「通貨」「金融」についても、「そもそも」の仕組みから解きほぐしてくださるので、金融の自由化がなぜ世界規模の危機につながったのかなどの難問も「こういうカラクリだったのか」とスッキリ腑に落ちます。「通商」をめぐっては、矮小化されたTPP論争に歴史的大局的な視点から光を当てます。そして終章では金融、財政、為替、通商それぞれの切り口からグローバル化に伴う変質を総括したうえで、なぜ種々の「経済政策」が奏功しないのかを分析し、それでも私たちが解決しなければならない課題は何なのかを提示します。
 多くのベストセラーをものしてきた浜さんが初めて手がける入門書。その名にふさわしくありたいと、巻末には10ページにわたる関連年表と索引も付しました。
 3年ぶりの「政権交代」という選択を後悔しないためにも、ぜひご一緒に新しい時代の経済政策を考えていただければ幸いです。
(NHK出版 福田直子)

NHK出版 WEBマガジン TOPICS Special 浜矩子「グローバル時代に政策は効くのか?―浜矩子氏と考える2013年の日本経済」はこちら >>

目次

序章 地球経済ことはじめ第一章 「市場」を考える
第二章 「通貨」を考える
第三章 「金融」を考える
第四章 「通商」を考える
終章 「政策」、そしてグローバル時代を考える

商品情報

配信開始
2013年03月29日
価格
ストアによって異なります
データ形式
epub/xmdf
JP-eコード
1408839600000000000d