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NHK出版新書

財務捜査官が見た 不正の現場  

[著] 小林弘樹

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配信開始 2014年05月07日

商品紹介

不正の構造にメスを入れる、啓発の書

詐欺、横領、粉飾決算、闇社会への融資――。組織がらみの不正は、当事者の破滅にとどまらず、企業の業績悪化、信用取引への影響など、社会にもたらすダメージも甚大だ。にもかかわらず、なぜ不正は繰り返されるのか。飛鳥会事件、梁山泊事件など、金融界を揺るがす経済事件の捜査にあたった財務捜査官が、メガバンクから公共機関まで、人が不正に手を染めてしまう構造に斬り込む。

 昨年秋のみずほ銀行の不正融資問題を引くまでもなく、有名企業や公的機関を舞台とした不祥事は絶えることがありません。経営陣がそろって頭を下げる姿に既視感すら覚える今日この頃、「なぜ昔から組織は不祥事を繰り返すのだろう?」という疑問を抱かれた方も多いことでしょう。
 そんな素朴かつ本質的なテーマに、組織ぐるみの不正と向き合い続ける著者が挑みます。
 著者は、大手都市銀行行員から大阪府警の財務捜査官に転職したという異例の経歴の持ち主。大和都市管財事件、飛鳥会事件、梁山泊事件など、時代の折々で「失われた20年」を象徴するような大型経済事件の真相解明に奔走してきました。
 自らが目の当たりにしてきた「不正の現場」がどのようなものであったのか、捜査官はカネの流れのどこに目を付けているのかを披瀝することによって、著者は不正に馴れきってしまった日本社会に警鐘を鳴らします。
 大上段から正義を声高に叫ぶでもなく、ときに無知だったバンカー時代の自分を苦々しく思い出しながら、ときに非協力的な金融機関に対して感じた苛立ちをにじませながら事件の真相を綴る筆致は、説得力を持って訴えかけてくるものとなっています。
 悪しき企業風土に染まりさしたる自覚もなく、或いは上層部の指示で致し方なく、不正の片棒を担がされて身を滅ぼすのは往々にして現場の人たちです。自らの身を守るためにも知恵をつけてほしいという著者の願いから、本書では実践的な反社会勢力対策のノウハウも伝授します。
 「日本を蝕む組織不正の構造は、企業トップの意識改革によってしか変わらない」
 著者からの、渾身のメッセージを受け止めていただければ幸いです。
 (NHK出版 福田直子)

目次

第一章 「国のお墨付き」金融機関による大規模詐欺事件
第二章 公共機関とメガバンクが関与した三十年にわたる不正
第三章 マーケットに忍び寄る反市場勢力
第四章 銀行出身の捜査官
第五章 「ヤクザに甘い日本」の汚名を返上せよ!
第六章 「反社会的勢力」って何?
第七章 実践! 反社会的勢力対策
第八章 経営者よ、正しい企業風土をつくれ

商品情報

配信開始
2014年05月07日
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データ形式
epub/xmdf
JP-eコード
1408842801000000000y

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