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世界で勝たなければ意味がない

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NHK出版新書 392

世界で勝たなければ意味がない 日本ラグビー再燃のシナリオ

[著] 岩渕健輔

発売日 2012年11月09日

新書

品切れ

定価 814円(本体740円)

送料 110円

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商品紹介

負のサイクルは断ち切れるのか?

これまで全大会に出場し、1勝2分21敗。そのラグビーワールドカップが、2019年に日本で開催される。黒星続きでファンを失望させてきた日本ラグビーにとって、いまこそ再生のラストチャンスだ! 海外で選手経験を積み、36歳で日本代表GM(ゼネラル・マネージャー)に就任した著者が、個と組織で世界と戦う方法論、世界トップ8入りへのロードマップを語りつくす。

 2011年に公開された映画『マネーボール』は、実在するゼネラルマネージャー(GM)を主人公にした物語でした。彼の名はビリー・ビーン。35歳のとき、米メジャーリーグでも屈指の貧乏球団だったアスレチックスのGMに就任すると、低迷していたチームを常勝軍団に作り変えたことで知られています。統計学を援用した彼の戦略は、野球チームのあり方を根本から変える革命的なものでした。
 2012年1月、日本スポーツ界にも36歳のGMが誕生しました。それが、本書の著者である岩渕健輔さんです。現役時代はスタンドオフとして海外のプロチームで活躍する一方、イギリスの名門ケンブリッジ大学大学院を修了したという異色の経歴の持ち主。GMとなった現在は、“戦う組織”づくりを目指して、忙しい毎日を送っていらっしゃいます。
 かたや貧乏な野球チームのGM、かたや世界で勝てない代表チームのGM。両者の間には競技や職責の違いがありますが、チームが置かれている状況を見極め、再生の戦略を立てることに変わりはありません。GMはそのチームの未来であると言っても差し支えないと思います。
 2019年には、ラグビーワールドカップが日本で開催されます。これまでほとんど勝てなかった日本代表が、いまどのように変わろうとしているのか。本書を通して、その一端を目撃していただければ幸いです。
(NHK出版 粕谷昭大)

 一人のラグビーファンとして日本代表の試合などを観て思うことは、日本ラグビーの選手レベルは、ワールドカップで負け続けたこの20年であっても、格段に上がっているということです。確実に強く、速く、大きくなっています。それでも勝てないということは、それ以上のスピードで世界のラグビーはレベルアップしているということなのです。
 その現状を打破するのは並大抵のことではありません。それでも、本書に記されている、日本代表全体を統括する岩渕GMの方法論は、とても明確でシンプルで、かつ正攻法のものです。
 「組織の前に個のフィットネスとスキルをぎりぎり限界まで上げる」「そのために必要なのはトレーニングの長さではなく強度である」「個と個がコミュニケーション(意見を主張)を重ねることで、各自の責任と真のチームワークが生まれる」etc.
 あくまでラグビーのことでありながら、我々一般社会人にもずんと響いてくるものばかりです。
 本書を、ラグビーファンはもとより、それ以外の、現状を打破し己をさらにレベルアップさせたいと願う多くの方々にも読んでいただければと願っています。
(NHK出版 高井健太郎)

目次

序 日本にワールドカップがやってくる
第1章 世界への挑戦が日本ラグビーを変える
第2章 世界と戦うということ
第3章 戦うための組織をつくる
第4章 「勝つ文化」の創成終 二〇二〇年の日本ラグビー

商品情報

発売日
2012年11月09日
価格
定価:814円(本体740円)
判型
新書判
ページ数
208ページ
商品コード
0088392
Cコード
C0295(日本文学評論 随筆 その他)
ISBN
978-4-14-088392-1