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人事評価の「曖昧」と「納得」

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電子版

NHK出版新書

人事評価の「曖昧」と「納得」

[著] 江夏幾多郎

配信開始 2014年12月10日

電子書籍

ストアにより価格が異なります

商品紹介

アイツの評価はなぜあんなに高いのか?それでも納得してしまうのはなぜか?

多くのサラリーマンが会社からの評価に不満を溜めているが、その原因は、そもそも人事評価が必然的に「曖昧」にならざるを得ない点。実際、多くの人は「公平・公正な評価など理想論」と言い放つ。こうした「曖昧」な評価をサラリーマンたちは、どう「納得」して受け入れているのか。日本のサラリーマンの心理と行動の分析から、人事考課が抱える問題を明らかにする!

 「会社から自分は評価されているか?」と、会社勤めのみなさんは一度は考えたことはあるものでしょうか。“人事評価”というものには、常に“不安”や“不満”がつきまとうものです。
 1990年代のいわゆるバブル崩壊後から、勤続年数や年齢によって職場での地位や賃金が上がる「年功序列」から、仕事の成果に応じて給与や昇格を決定する「成果主義」への、移行の取り組みがなされてきたと言われます。また、その「成果主義」的な取り組みが失敗だったのではないか、とさえ言われるようになりました。
 しかし、本書の著者である江夏幾多郎氏は、そもそも日本企業が年功主義的であると言われてきたこと自体が、「俗説の類である」と喝破します。実のところ、日本は戦後間もないころから、職務の価値にもとづいて社内等級を与え、役割の達成度にもとづき昇給や昇進を決める「職務主義」が目指されていたのです(第一章「人事評価の成り立ち」)。このことを一つとっても、いかに日本企業における“人事評価”が「曖昧」であるかがよくわかるでしょう。
 なぜ「曖昧」な評価でも「納得」をさせることができるのか? 著者は「納得」を生む「公正」とは何かを十分に吟味した上で(第二章「曖昧化する人事評価」)、「『曖昧だからよくない』という発想を一度やめることがかえって合理的なのかもしれません」展開、さらに膨大なフィールドワークをもとに「曖昧な中での納得」のメカニズムを明らかにします(第三章「曖昧さの中での納得」)。その上で、理想的な人事がどうあるべきかを結論づけていきます(第四章「職場や従業員に寄り添う人事評価」)。
 自分の評価に疑問を感じている人、また人事担当として苦労されているみなさんに、ぜひ一読をいただきたい一冊です。
(NHK出版 伊藤周一朗)

目次

第一章 人事評価の成り立ち
第二章 曖昧化する人事評価
第三章 曖昧さの中での納得
第四章 職場や従業員に寄り添う人事評価

商品情報

配信開始
2014年12月10日
価格
ストアによって異なります
データ形式
epub/xmdf
JP-eコード
1408844701000000000Q