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世襲の日本史

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NHK出版新書 601

世襲の日本史 「階級社会」はいかに生まれたか

[著] 本郷 和人

発売日 2019年09月10日

新書

在庫あり

定価 880円(本体800円)

送料 110円

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商品紹介

日本社会は「地位」より「家」!

源頼朝はなぜ征夷大将軍を返上したのか? 足利尊氏が北朝を擁立した真の理由は? 倒幕後も徳川慶喜が生き残ったのはなぜ? 日本社会を動かしてきたのは、「地位より家」という大原則だった。人気歴史研究者が摂関政治から明治維新までを、「世襲」という視点からすっきり解説。歴史の大きな流れと、その過程でつくられた社会の構造を明らかにする!

目次

    まえがき

 序章 世襲から日本史を読み解く
    歴史を学ぶ醍醐味
    「地位」か、それとも「家」か
    征夷大将軍職をめぐる事件
    決め手は「地位」ではなく「家」
    世襲と日本人
    静的な観察と動的な観察

第一章 古代日本でなぜ科挙は採用されなかったか?
    「氏」と「家」の五〇〇年
    ウルトラマンファミリーと「記紀神話」
    大和朝廷は典型的な氏族国家
    世襲で選ばれた日本の役人たち
    「皇朝十二銭」は貨幣だったのか
    「令外官」と換骨奪胎
    摂関政治の実相
    「招婿婚」の矛盾とは
    上皇はなぜ偉いのか

第二章 持統天皇はなぜ上皇になったか?
    上皇は日本ならではの存在
    持統朝という転換点
    天皇家の直系家族化
    長子相続への移行
    「氏」から「家」へ
    藤原氏はなぜ台頭したか

第三章 鎌倉武士たちはなぜ養子を取ったか?
    「職の体系」とは何か
    「職の体系」と「荘園・公領制」
    白河上皇の三不如意
    武士団=原イエの誕生
    主従関係の単位は「家」
    「家」の超血縁性とは
    養子に込められた武家の意図
    見えてくる「世襲の原理」

第四章 院家はいかに仏教界を牛耳ったか?
    日本では仏教界も世襲
    仏教と『北斗の拳』
    貴族から支持された「密教」
    王法と仏法は車の両輪
    仏僧の出世も世襲で決まる
    「遷代の職」と「永代の職」

第五章 北条家はなぜ征夷大将軍にならなかったか?
    執権専制から得宗専制へ
    名より実をとる戦略
    「地位」をめぐる権力闘争
    こじれた後継者問題
    執権権力vs.摂家将軍
    北条家最大の危機
    主従関係の本質とは

第六章 後鳥羽上皇はなぜ承久の乱で敗れたか?
    後鳥羽上皇の誤算
    「ツリー」と「リゾーム」
    朝廷はなぜ「雑訴の興行」を始めたか
    出世できる「家」、できない「家」
    世襲によって決まった出世コース
    きわめて日本的な人材抜擢
    朝廷改革の顛末

第七章 足利尊氏はなぜ北朝を擁立したか?
    南北朝時代の到来
    吉田定房の諫め状
    「魔法少女まどか☆マギカ」が教えてくれたこと
    足利尊氏は「婆娑羅大名」の元締め
    それでも天皇は必要だった
    義満は皇位簒奪を目論んでいたか

第八章 徳川家康はいつ江戸幕府を開いたか?
    織田信長と天皇
    「職の体系」から「一職支配」へ
    豊臣秀吉は天皇に何を期待したか
    武家政権の基本は主従関係
    徳川家を頂点とする秩序の形成


 終章 立身出世と能力主義
    明治の元勲たちは「子孫に美田を残さず」
    明治政府はなぜ世襲をやめたか
    世襲の根本を支えた理屈とは
    なぜ日本で世襲は強いのか


    あとがき

    主要参考文献

商品情報

発売日
2019年09月10日
価格
定価:880円(本体800円)
判型
新書判
ページ数
208ページ
商品コード
0088601
Cコード
C0221(日本歴史)
ISBN
978-4-14-088601-4