菓子研究家として活躍する藤野さんが「何年も憧れていた」という道具が、山桜の木をくりぬいてつくられたというバターケースです。
「仕事柄、バターは毎日のように使いますが、冷蔵庫から出して使うたびに紙をはがすのが手間でした。それに、冷蔵庫から出したてのバターは冷えすぎていて、なかなか溶けてくれなくて。このバターケースは木製で厚みがあるので、冷蔵庫の中でもバターが冷えすぎず、水滴も抑えられて一石二鳥。底がまな板状なので、ふたを外せば、すぐに使いたい分だけ切って使えるのも助かります」
藤野さんは、以前よりこのバターケースを探していたものの、たまたま品切れで、ずっと手に入れられずにいたのだそう。今回手にとってみて、改めてその上質さに感動したといいます。
「丈夫さはもちろんのこと、山桜の木ならではのなめらかな手ざわりと温かみが本当にすてき。一つ一つ木目が違うので、特別感もありますね。使い込んでいくにつれて色合いが変化して、育てる楽しみもありそうです」
このバターケースは、無垢(むく)の木を削り出して一点一点職人の手によってつくられた、素材・デザインともにこだわりの逸品。使う量に合わせ、市販の200gのバターが丸ごと収まるサイズと、その半量が収まるサイズの2種類があるので、一人暮らしの方も安心です。すぐに使わないバターは、冷凍して保存しておくと風味が落ちにくいですよ。バターを使うのが楽しみになる、一生ものの道具になりそうですね。
撮影・川上朋子
バターでカリッと焼き上げた、じゃがいもだけのシンプルなごちそうを召し上がれ。好みでトマトケチャップやピザ用チーズをかけても。
全体がなじむ程度に軽く混ぜる。じゃがいものでんぷんを利用するため、じゃがいもは水にさらさない。
山桜の木をくりぬき、くるみ油を塗って仕上げた、高級感のあるなめらかな手ざわり。一点一点違う木目は美しく、愛着が湧きます。
木製で厚みがあるので、バターケースを冷蔵庫から室温に出したとき、温度変化で出てくる水滴を抑えられます。ふたを外せば、使いたい分だけ切ってすぐに使えます。底板とふたは隙間がなく、バターの風味も長もちします。
市販のバター200gが丸ごと収まる大サイズと、その縦半量が収まる小サイズの2種類があります。小サイズを使う場合は、残りのバターはラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存しておくと風味が長もちしますよ。