長年、丈夫な鉄製の調理器具を愛用しているという武蔵さん。もう30年間以上、朝の目玉焼きは鉄のフライパンで焼くのがお決まりなのだとか。そんな武蔵さんが“最近のお気に入り”と見せてくれたのが、直径約18cmの小さなシチューパンです。
「鉄製の鍋というと扱いづらいイメージがありますが、このシチューパンは扱いやすいサイズ感でかわいい。それでいて、ちゃんと高級感もあります。1~2人分の料理にぴったりで、煮物や汁物はもちろんのこと、揚げ物やオーブン料理まであらゆる料理に大活躍。シンプルで美しい佇(たたず)まいもお気に入りです」
このシチューパンは、岩手県の工芸品として長年愛され、一点一点職人の手でつくられている、歴史ある鉄器。製造過程で表面に細かな凹凸ができるため、調理中も焦げつきにくいのだといいます。また、厚みがあるので、料理の温度にムラができにくく、保温性も高いのだそう。その品質は確かで、コンパクトなつくりながら、手にとるとずっしりと重みがあります。
「頑丈で傷みにくいから、仕事でもプライベートでもガンガン使えますね。一生ものの道具だと思っています。鉄は使うほどに味わい深くなるものだから、これから使い込んでいくのが楽しみです。この鍋でつくった料理を食べると、鉄分もとれると信じて毎日せっせと使っています(笑)」
見た目は小さいけれど、武蔵さんの毎日を支える、心強い相棒なんですね。
撮影・竹内章雄
鶏手羽元のだしで、うまみたっぷり。厚手の鍋でコトコトじっくり煮込めば、心も体もホッと温まります。
鶏手羽元と根菜は、水から煮るとうまみが出て、味に深みが増す。
家庭用のオーブンにすっぽり収まる大きさで、オーブン料理にも活躍します。IHも使用可能です。※加熱後、本体や持ち手は高温になりますので、直接触らないようにしてください。
本体もふたも厚みがある鉄製。全体にまんべんなく熱が伝わるため、温度差ができにくく、保温性にも優れています。煮物、揚げ物、鍋やスープ、ご飯物など、さまざまな料理に活躍します。
内径18.5cm、深さ6.5cmと軽やかなサイズ感ながら、重さは2.7kg(ふたを含む)と鉄器ならではの重厚感も併せもちます。丈夫で傷みにくく、長く使用できます。内面のさびが気になる場合は、たわしでこすり落とし、油をなじませてから使いましょう。