和食、洋食、エスニック料理……どんな料理にも必ず出てくるのが“みじん切り”。包丁でもできるけれど、もっと楽につくりたい、涙を流さずにたまねぎを刻みたい……と思ったことはありませんか? そんなときに便利なのが、ひもを引っ張るだけの「みじん切り器」。料理研究家のヤミーさんも、10年近く愛用しているそうです。
フードプロセッサーのように電源がいらないので、必要なときにサッと取り出してすぐに使えます。包丁では時間のかかる大量のみじん切りも、あっという間。ひもを引く回数で、粗みじん切りからごく細かいみじん切りまで、刻み具合を調整できます。引っ張るたびに食材がどんどん細かくなっていくのは楽しく、けがの心配もないので、子どもと一緒に料理を楽しむこともできますね。真っ赤なふたにクリアレッドの本体というポップな色使いは目にも美しく、キッチンが明るくなりそうです。
実はこのみじん切り器、秋にリニューアルしたばかり。「前よりもふたの裏にかけらがつきにくいし、より細かく刻めるみたい」とヤミーさん。ほかにもみじん切り器はたくさんある中で、本体の容器部分の目盛りや、底についている滑り止めといった細かい工夫が施されているのも、うれしい気配りです。 さらに、刃を取り外してウィスク(かくはん用のパーツ)に付けかえれば、手動のミキサーに早変わり。自家製ドレッシングやスムージー、ラッシー(165ページ参照)など、料理の幅も広がること間違いなしです!
撮影・吉田篤史
たっぷりのきのこが、きめ細かくなめらかなペーストに早変わり。
じっくり蒸し煮にして、うまみを引き出します。
中の刃をウィスクにかえれば、液体を混ぜ合わせるときにも便利。例えば、プレーンヨーグルト(無糖)・水各カップ1、ブルーベリージャム大さじ1~2を入れ、数回ひもを引いて混ぜ合わせれば、ブルーベリーのラッシーが完成。
分解してふたの下部を洗える(A)、本体の容器部分に目盛りがついている(B)、底に滑り止めがついている(C)といった使いやすい工夫が、随所に施されています。
ザク切りにした野菜やきのこなどを入れてふたをし、ひもを引っ張るだけの簡単操作。本体は730㎖の大容量で、一度にみじん切りができる量もたっぷり!