ヘルシーでおいしい料理に定評のある、料理研究家の牛尾理恵さん。健康的な食生活のためには野菜をしっかりとりたいもの。牛尾さんが野菜類をゆでるときに重宝しているのが、この「穴あきお玉」です。一般的な穴あき玉じゃくしや網じゃくしよりも、柄とすくう部分の角度がフラットになっていて、「お玉」と「しゃもじ」を合わせたような形が特徴。混ぜる、すくう、器によそう、といった動作がスムーズにできるように設計されています。
「ゆでた食材を一気にすくい上げるのにちょうどよいサイズなんです。まずはれんこんをゆでてすくい上げ、同じ湯で続けてひじきをゆでて……と一度沸かした湯で複数の食材をゆでられるので、湯を沸かし直す手間が省けて時短になりますよ」と牛尾さん。「そのつどざるに湯をあけなくて済むのはとても便利。ざるは洗ったあと乾くのに時間がかかるし、布巾で拭くと布巾がベチャベチャになるんですよね。その点、これは穴がパンチングで水ぎれがよいので、サッと洗ってすぐ使えるのも時短に一役買っています」。
この穴あきお玉を手がけているメーカーは、乳幼児用のスプーンの開発からスタートしました。そのため誰でも使いやすいユニバーサルデザインが特徴です。また、衛生管理が厳しく、日々大量の食材を調理する学校給食の現場でも使われており、丈夫で清潔を保ちやすい点も大きなポイント。材質の「18-8ステンレス」は、さまざまな種類のステンレスのなかでも特にさびにくく、耐久性にすぐれています。
ゆで野菜のほかにも、揚げ物や裏ごしなど、さまざまな用途に活用できるこの穴あきお玉。長く料理のパートナーとして活躍してくれそうですね。
撮影・豊田朋子
シャキシャキのれんこんと柔らかな芽ひじきに梅の風味がからみます。程よい酸味が後を引く、さっぱりヘルシーなサラダです。
湯や油がよくきれ、かつ洗いやすいように、穴はパンチング。網のざると違って目詰まりしにくく、ほつれもありません。継ぎ目のない一体成形で表面にはミラー仕上げを施し、サッと洗えば油汚れもスッキリ落とせます。
ステンレス製なので高温の油にも使用OKで、揚げ物の油きりにもぴったり。そのほか、みそ汁のみそこしや、芋類の裏ごしなど、多彩な用途に使えます。
鍋から直接ゆで野菜をすくい上げて湯きり。同じ湯で次の食材をゆでられるので、沸かし直す時間が短縮できます。1人分の麺類の湯きりにもおすすめ。もちろん、ざるのように湯を流しながら使うこともできます。