「毎日使う道具は使い勝手が第一です」と語る齋藤さん。朝昼晩の3食を調えるのに欠かせないのが、この行平鍋です。
「行平鍋は内側も外側もアルミ製の物が多いのですが、この鍋は内側に表面加工がしてあるので、炒めるのにも煮るのにも使いやすいです。炒めるときは焦げつきにくく、煮るときは熱伝導がいいのですぐに沸く。フライパンよりも軽くて、ふつうの行平鍋よりもいろいろな料理に使えるんです」。
まさに「フライパンと行平鍋のいいとこどり」の鍋が特に活躍するのが、スープや煮物をつくるとき。「ホウロウや鉄製の鍋は煮汁が温まるまでに時間がかかりますが、この鍋は全体が早く温まるので、忙しい朝はとても助かります。それに、たまねぎや根菜は炒めて甘みを引き出したり、コクをまとわせたりするので、炒めた鍋でそのまま煮ることができるのも便利です」。
㆒見変わったところのない鍋に、実は使い手の目線に立った数々の工夫が細部にまで施されているのも特長だと齋藤さんは言います。取っ手は腐食、変形に強い頑丈なステンレス製で、手にしっくりとなじみます。水ぎれがよい注ぎ口が左右両方についているのでコンロの位置や利き手を選ばず楽に注げて、内側には計量に便利な目盛り付きです。
「冬は特にスープやホットドリンクで体を温めることが多いので、以前から使い勝手のよい鍋が欲しかったんです。一回一回の料理をストレスなくつくれるこの鍋と出合って、本当に助かっています」。
日々の料理に取り回しよく使えるこの行平鍋が、冬真っ盛りを迎えるこれからの季節を力強くサポートしてくれそうです。
撮影・宮濱祐美子
豚の肉じゃがは相性のよいみそ味がおすすめ。2回に分けて加えたみその風味が全体をやさしくまとめて、まろやかな味わいになります。
じゃがいもが柔らかくなり、縁が軽くくずれそうなくらいまで煮たらでき上がり!
鍋の左右両側に注ぎ口が付き、キッチンの中で扱いやすい。取っ手は頑丈なステンレス製で握りやすく、軽量なので持ち運びもラクラク。
表面加工がしてあるので具材を炒めてもくっつきにくい。炒めたところに煮汁を加えてそのまま煮ることができるので、洗い物も少なくなる。
アルミ製の行平鍋は熱伝導のよさが特長。湯や煮汁が短時間で沸き、調理の間の待ち時間が短くなる。